The Mozilla Foundationは、Webブラウザ「FireFox」を正式にリリースした。同プロジェクトのWebサイトでは、WindowsとLinux、Mac OS Xの各プラットフォームに対応したバイナリが、日本語を含む15種の言語にローカライズされた形で配布されている。Firefoxはオープンソースモデルのもと開発されるソフトウェアであり、誰でも自由に利用/再配布できる。
バージョン0.9以前と比較したときのFirefoxの主要な変更点としては、RSS形式で配信されているニュースなどの情報を入手しやすくする「ライブブックマーク機能」の追加、マスターパスワードの実装によるセキュリティ強化、ポップアップブロックの機能強化などが挙げられる。9月にはプレビュー版、10月末にはリリース候補版(RC1)を公開、不具合の修正を中心に仕上げ段階に入っていた。 Firefoxは、Mozillaと同じHTMLレンダリングエンジン「Gecko」を採用したWebブラウザ。機能が充実する一方で肥大化が指摘されていたMozillaに対する反省から、Webブラウザとしての機能はFirefoxに、メールクライアントとしての機能はThunderbirdに分離、別個に開発が進められてきた。なお、Mozillaの開発プロジェクトはNetscape 4.xのリソースを引き継ぐ形で開始されたが、Geckoは新たに書き起こされたため内部的には大きく異なる。11月8日にビルドされたGeckoエンジンを搭載。 9月のプレビュー版リリース以降、Firefoxのダウンロード件数は順調に増加。全世界で圧倒的なシェアを持つWebブラウザ「Internet Explorer」の開発速度低下も追い風となってか、Firefox 1.0正式リリース直後の時点で810万件を突破するなど、新しいアプリケーションとしては驚異的な反響を呼んでいる。 さて、早速ダウンロードして試してみました。 ブラウザー機能に絞ったコードで、新たなGeckoエンジンのおかげでしょうか、立ち上がりも、HTMLのレンダリングも高速ですが、IEで開発されたHTMLページはやはり、NNと同じコードの解釈となるため表示に不具合が見受けられます。短時間で確かめた範囲では使用上問題になる程の影響はありませんでした。 インストールに際しては、現在のブラウザーから、お気に入り(ブックマーク)、履歴、キャッシュ、記憶したパスワードなどウイザードで選択すればインストールして引き継いでくれます(結構時間かかりました、3分位でしょうか) 利用して感じるものは、表示が高速になるだけでも気分的にはストレス無く快適に感じます。しばらく利用して不具合が無いかレポートしていきます。。皆さんもお試しください!
□Mozilla Foundation http://www.mozilla.org/ □Mozilla Japan http://www.mozilla-japan.org/
□Firefox 1.0正式版、ついにリリース http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/11/09/011.html □Firefox 1.0の環境設定術 http://pcweb.mycom.co.jp/column/osx/112/ □Thunderbird 0.9公開 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/11/05/010.html □Mozilla Japan グループインタビュー http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/11/04/mozilla/ □Firefoxの全面新聞広告キャンペーン開始 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/10/20/009.html □Firefoxプレビュー版に脆弱性見つかる http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/10/04/014.html □NovellとSunが変えるデスクトップLinux市場 http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/09/30/lwcd2004/ □MozillaのGeckoエンジンがKDEへ移植 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/09/13/008.html □Mozilla Japan始動 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/08/19/006.html