話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index Animation >> space
space space
space
space
space
space
November 9, 2004 space
   space
space

Mr.インクレディブル -The Incredible-CG製作の裏舞台

space

incredible01.jpg  昨年は、ファインディング・ニモ(ファイティング・ニモ:戦うニモではありません。)で、映画の世界感に共感した子供達が水槽の魚をキッチンに流し込んんだと話題になった名作を送り出したピクサー(Pixar)から、Pixarの新作「The Incredibles」、日本では「Mr.インクレディブル」として2004年12月4日から公開予定…今年は2DコミックのスーパーヒーローがCGで登場です。

space

 今回もCGアニメーションを製作したピクサー社は、「Toy Story」「Monsters Inc.」「Finding Nemo」といった歴代の作品で、技術的な課題に挑戦し新境地を切り拓いてきていますが、今回の「The Incredible」では人間のキャラクタを1960年代のテレビアニメのような伝統的な2DキャラクタをCGで動かしている。
 
 
 このCG製作の過程がCNETに掲載されていましたが、人が演じる映画では俳優の動向など話題になりますが、この手のCG映画の場合には、製作過程も裏舞台として楽しめるものかもしれません。
 
 
 最初の段階:アーティストらは今でも、あらゆるコンピュータ処理を始める前に白黒のストーリーボード・スケッチを手描きしている。
 
 

041108_anime2.jpg


体に肉付け:アニメータはモデルを使ってキャラクタの1つ1つの動きをコントロールしてから、ソフトウェアを用いてデジタルな皮膚をリアルタイムで付けていく。

041108_anime1.jpg


シーンの設置:キャラクタのポーズが決まったら、バーチャルサーフェスを作成して背景を埋める。さまざまな角度から見た背景を埋めるために、何千ものモデルが必要になることもある。

041108_anime4.jpg


仕上げ:重力や重さ、摩擦など実際の環境ファクタを反映させて、衣服や毛髪などの細部をレンダリングする。

041108_anime5.jpg


光源の追加:キャラクタにシェーディング(陰影付け)を施して色や触感をつける。それから、バーチャル照明を各シーンに追加する。

041108_anime6.jpg


 もっと多くの過程を経て最終的にCGアニメーション化されるわけですが、一口にCGと言ってもアップルシードやハウルの動く城など、その絵のタッチひとつで描き出す世界観が違ってきます。CGの映画では楽しめる映画が多く作られていますが、今後は涙を誘うようなシナリオでアニメが製作されるようになれば、きっと多くの方にCGとかアニメーションだからといわれることも無くなるのではないでしょうか。
 
 
 今回は、インクレディブルの舞台裏を覗いてCGの凄さから映画をレビューしてみましたが、技術の進歩だけでなく、発想とシナリオの進化にも期待しています。
 
 
B0009DC7YU.09.MZZZZZZZ.jpg

Mr.インクレディブル DVDコレクターズ・ボックス (5000セット限定生産)

■ http://www.theincredibles.com/公式ページ


space
HOMENews BlogsAnimation | November 9, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> 世界初、BMWから犬用シートベルトを発売 >> 

 BMWジャパン(ビー・エム・ダブリュー)は、自動車メーカーとして世界で初めての愛犬用「ドッグ・セーフティ・ベルト」を11月5日から予約販売すると発表した。 ...»この話題を見る…


  Previous << X-BODY:ティザーCMの正体は新型マークII? << 

 最近のテレビCMで、盛んにX-BODYと流されていたトヨタのティザーCMの正体が9日明らかにされました。トヨタの高級セダンとして有名な『マークII』の名称を改め「マークX(エ... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP