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October 27, 2004 space
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SONY MP3 ネットワーク ウォークマン NW-E95 NW-E99 発売

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 以前から噂のあったMP3フォーマットをサポートするソニーの MP3 ネットワーク ウォークマン 512MBモデルの NW-E95 と、1GBモデルの NW-E99 が登場しそうです。

sony.gif

ソニーといえばウォークマン、カセットテープ時代の成功体験から、MDでも世界制覇できると夢を見ているうちに、HDDやメモリーを搭載したアップル iPad などデジタルプレーヤー市場で出遅れてしまいました。MDのために開発していたATRACでデジタルプレーヤーも・・・ネットワーク ウォークマン と覇権をねらったのでしょうが、既に市場には、MP3、AAC、WMAなど競合がひしめいています。
 

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 今回のソニーが、独自規格のATRACを横において、MP3に対応したMP3プレーヤー(ネットワーク ウォークマン)をリリースするのは、ソニーにとって音楽戦略上で大きな転換点といえる出来事でしょう。要するに敗北宣言と同じですからね。。
 
 
 ソニーにしてみるとカセットテープで文化を作り上げた自負から、MDでもいけるとおもって始めたATRACですが、実は・・・MDって日本国内しか売れていないんですよね。世界を見るとカセットテープからいきなりHDDへとジャンプして、音楽環境が変わってしまいました。。MDなんて誰もしらないんです。。
 
 
 今回の発表でも、MDががんばっている日本国内は置き去りに、まずヨーロッパで発売されるようですが、ソニーにしてみると、ATRACを一生懸命売り込んで無理やり採用させてきた国内を外すことはいきなりできなかったのでしょう。環境の変化とか言う理由ができた段階で、日本国内にもリリースされることになると思います。。。
 
 
 今回、ヨーロッパ圏で発表されたフラッシュメモリベースの音楽プレイヤー2機種は、Walkman NW-E99およびNW-E95とされていますが。これはMP3とAtracフォーマットの楽曲をネイティブでサポートしているようです。
 
 
 最近のソニーは失敗の連鎖と言われていますが、これからはなりふり構わず、売るためにも良い製品を出して欲しいものです。

 
 

ネットワークウォークマン「NW-E99」を12月10日より発売
 
 ヨーロッパで先行販売されていたネットワークウォークマン「NW-E99」をやっと、日本国内でも販売開始することになったようです。

sony2_2.gifsony2_3.gif

 7月に発売された「NW-E95/E75」の上位モデルで、ボディカラーはシルバー。新たにMP3の再生に対応した。ただし、同時発表のHDDネットワークウォークマン「NW-HD3」ではSonicStage Ver.2.3からのMP3転送に対応しているが、NW-E99ではSonicStage Ver.2.3利用時はATRAC3/ATRAC3plusのみの転送となる。

 MP3の転送にはNW-E99の内蔵メモリ内の「MP3 FileManager 1.2」を利用する。PCに接続すると、NW-E99内のMP3 FileManager 1.2が起動し、MP3 File Managerのウィンドウが表示される。そこにMP3ファイルをドラッグ&ドロップすることで転送を行なう。

 また、曲順の変更などもFileManager上で行なえる。なお、MP3 FileManagerにはチェックイン/アウトの概念は無く、一度転送したファイルはPCに書き戻せない。MP3 FileManagerで転送した音楽ファイルはSonicStage上では表示されず、また、SonicStageから転送したファイルはMP3 FileManagerからは表示できない。


 


20GBのHDDを搭載しMP3に対応したネットワーク ウォークマン「NW-HD3」を12月10日に発売
 
 
 

sony00s.jpg

 

NW-HD3は、20GBの1.8インチHDDを搭載する「ウォークマン」ブランドのポータブルオーディオプレーヤー。対応オーディオフォーマットにATRAC3/ATRAC3plusのほか、MP3形式に対応する。なお、MP3ファイルはOpenMG Audio形式のMP3ファイルとして転送されるため、NW-HD3に保存されたMP3ファイルは他のパソコン等にコピーしても再生できない。対応ビットレートはATRAC3plusが48/64/256kbps、ATRAC3が66/105/132kbps、MP3が32〜320kbps。

 従来のネットワーク ウォークマン「NW-HD1」および「NW-HD2」においてMP3ファイルを転送するには、付属のデータ転送ソフト「SonicStage」にてATRAC3/ATRAC3plusに変換する必要があったが、MW-HD3は変換せずにMP3ファイルを転送できる。
 
 
 これにより、同社ではMP3ファイルの転送時間が従来の20〜30倍の速度になったとしている。また、今回のMP3対応について同社は

「「世界的に見て、最も多く利用されている形式なのでサポートした。ATRAC3/ATRAC3plusが最も優れているフォーマットであるというスタンスは変わっていない」

としているそうです。確かに音の圧縮効率(ファイルサイズ)と耳から聞こえ音質を評価すれば、優れていると言う意見は聞きますが、どんなにすぐれた技術であっても人に使ってもらえないと価値として認めてもらえないという事を理解しての発言なのでしょうか。。

 
 まあ、エンコードの話は、MP3をサポートしてきたので、やっとPCユーザーのニーズを理解してきたと思いますので良しとしましょうか。次には、いつAAC対応をするかですね。


 気になるハードウェアの性能は、本体ディスプレイは1.5型のELバックライト付き液晶を搭載していて、漢字表示のほか英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応しているという事で、要するにインターナショナルバージョンで、日本独自で販売していたMDの経験を活かして、世界規模で販売することでコストとリスクの回避をすると言う戦略のようです。
 
 
 PCとのインターフェイスはUSB 2.0で、USB充電にも対応して、PCの外部ストレージとしても利用できるなど使い勝手は万全です。
 
 
 バッテリーは、リチウムイオンバッテリを内蔵。連続再生時間は、ATRAC3plus 48kbpsで約30時間、MP3 128kbpsで約22時間。充電時間は、付属のACアダプタ使用時で、約1時間で80%充電が、約3時間でフル充電が可能。USB充電の場合は約5時間でフル充電できると、ソニーと言えば長時間再生と思っていましたが、普通?電池があまり持たない印象です。

 ともかくとして、以前のような勢いのあるソニーを取り戻して、本当に欲しいと思えるソニーらしい底力を感じられる製品に成長していって欲しいと願っています。


Sony Styleロゴ_124_40


 
 

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