MSN ミュージック(http://music.msn.co.jp/ )、もしくは、後日提供予定のWindowsR Media Player 10から利用できます。大手レーベル（東芝ＥＭＩ、ワーナー・ミュージック・ジャパンなど大手レコード会社の楽曲を、当初は５万曲、年内に１０万曲以上提供する「国内最大級のサービス」（マイクロソフト））をはじめ10社のレーベルにより楽曲が提供される予定です。シングル1曲につき158円〜367円、または1つのアルバムにつき1300円〜2200円を予定。
初期参入のレーベル各社も、価格帯も、先行してサービスを開始しているExciteやOCNと同じなので、目新しさや価格のインパクトは”０”ですね。残念。MSNと言えどもそんなものなんでしょうか。。
WMA(=Windows Media Audio)をサポートする約40種類の携帯オーディオプレーヤーへの取り込みが可能とのことですが、これも別に今更・・・ですね。
アップルコンピュータの「ｉＰｏｄ（アイポッド）ミニ」など携帯デジタル音楽プレーヤーの人気が高まる中、日本での音楽配信事業は今後の成長が期待されている分野で、マイクロソフトは、米国では先に同事業を開始したアップルのサービスに後れを取っているが、日本では逆に先行し、巻き返しを図る狙い。
日本でサービスの開始がアップルよりも先行した理由は簡単で、日本国内の音楽配信や著作権管理のシステムはWindowsMediaベースのものがほとんどで、音楽ファイル自体もほとんどがWMAで作成されている。このため実際のファイルやサーバーが揃っている以上、後は権利処理と課金の仕組みを組み合わせれば準備できてしまう。
MSNはHotmailの有料化などで既に課金の仕組みも持っていることから、今回のようにサービスを始めることにつながったのだろう。
しかし、USでの成功事例を持つアップルも近く日本でサービスを開始するとみられて、MSNの場合には配信のみで利益をあげるしかないビジネスモデルのため、純利益はほとんど無いのではないだろうか？
アップルがサービスを開始すれば、iPodユーザーを巻き込んだブームになる素地は既に準備されている。これから本当の意味で、日本企業を巻き込んだ「音楽配信ビジネス」競争が今後激化するのだろう。
MSNミュージックの主な特長
1. 簡単なサインアップと使用方法
MSNミュージックへの登録と支払方法は、.Net Passportとクレジットカード番号の入力、及び最終確認といった3つの簡単なステップで完了です。MSNミュージックを閲覧することができ、昔の曲や最新のヒット曲がジャンルや年代などから簡単に検索できるよう、操作方法も一目で分かるようになっています。
2. MSN、Windows Media Player10からのアクセス
アプリケーションのダウンロードを特に必要としないMSNから直接利用するか、今後発表予定の最新のWindows Media Player 10のいずれかからアクセスすることができます。
3. 簡単なダウンロードと支払方法
ワンクリックで、自分の音楽ライブラリに、曲またはアルバムのダウンロードを選択することができます。面倒なチエックアウト手続きや、及びカード番号の再入力などの煩わしさがありません。
4. 使いかた
ダウンロードした曲のライセンスは、3回まで再発行が可能です。ポータブル オーディオ機器への転送についても3回までです。
5. データの保存
ダウンロードしたデータは、ハードディスクドライブに保存されます。OSを再インストールした場合や、PCを買い換えた場合などでも、ライセンスを再発行することで、視聴が可能です。
6. ライフスタイルに合ったデバイスの選択
WMAおよびDRMをサポートする40以上もの機器に書き込みができます。
7. 検索機能
現在開発中の次期バージョンの検索エンジンの正式版提供時には、キーワード修正機能により、些細な入力ミスであれば、アーティスト名や曲を探し当てることができるなど、さらなるバージョンアップを予定しています。現在の利用可能な検索機能は以下のとおりです。
●アーティストのキーワード検索
●パッケージタイトルのキーワード検索
●アーティストの50音検索
●国内で販売されているほとんどのCDカタログデータの検索
8. コミュニケーション サービスとの連動
MSNメッセンジャーの友達リストに表示される「MSNミュージックタブ」により、音楽の最新情報をメッセンジャーで話している相手とリアルタイムに共有することができるようになるよう計画しています。
また、ブログサービス「MSNスペース」でユーザーが書いた音楽情報から音楽ダウンロードサイトへリンクして、シームレスに視聴、購入ができるようになるよう計画しています。
これらのサービスは、配信楽曲数がさらなる拡充が完了した時点での導入となります。
9. 参加予定レーベル
参加予定レーベルは以下のとおりです（交渉中も含む。五十音順）。今後随時参加レーベルを増やしていく予定です。
・ コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
・ 有限会社セーニャ・アンド・カンパニー
・ 東芝ＥＭＩ株式会社
・ 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
・ 日本クラウン株式会社
・ 株式会社VAP
・ ビクターエンタテインメント株式会社
・ 株式会社フォーライフ ミュージックエンタテイメント
・ 株式会社ポニーキャニオン
・ 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
10. 音質の追求
MSNミュージックは、Windows Media 9シリーズ以上を使うことにより、MP3と同等の音質であれば、その半分のサイズで曲を暗号化することが可能となります。したがって、音質を損なうことなく、より多くの曲を音楽プレーヤーに保存することができます。
11. CDの購入
曲やアルバムがオンラインで購入できない場合、または普通のCDが欲しい時に、MSNミュージックではMSNショッピングで提供するAmazon.com やHMVなどに簡単にアクセスすることが可能です。
12. MSNミュージック編集部が選んだ曲目リスト
MSNミュージック編集部がさまざまな切り口で、音楽情報を提供します。音楽ジャーナリストによるお勧めアルバムや、毎日更新のダウンロード楽曲、毎日更新のダウンロード アーティストランキング、インタビュー記事や音楽配信に関する情報記事など充実した読み物も提供します。
MSNが提供する各種サービスとの連携も特徴で、MSNメッセンジャーのタブへMSNミュージックの最新情報を通知してユーザー間で共有できる機能、楽曲やアーティストのページへのリンクをブログサービス「MSNスペース」に挿入し、ブログから楽曲を試聴・購入できる機能などを提供する。これらの機能は配信楽曲数が拡充された後に導入される予定。さらに今後提供予定の「Windows Media Player 10」では、プレーヤーから直接楽曲をダウンロード購入することが可能になるという。
楽曲のコーデックはWindows Media Audio（WMA）を、DRMはWindows Media DRM ver.9をサポート。上記コーデックとDRMに対応したポータブルプレーヤーに3回まで楽曲を転送できる。楽曲の再ダウンロードは無制限なほか、OSの再インストールやPC買い換えの際のライセンス再発行も3回まで利用できる。
MSNミュージックのサービス開始に合わせて、MSN編集部が楽曲を紹介するコーナー「ミュージックコンパイラ」も開設。コーナーは毎週更新され、J-POPやDANCE、60'Sといったさまざまなジャンルから音楽を紹介していく。
■ WMP10 Windows Media Player10 ベータ配布開始
■ WMP10 Windows Media Player 10 日本語版リリース開始！
