民間機による有人宇宙飛行の実現を目指して、米X PRIZE Foundationが1996年に設立したANSARI X PRIZEは、高度100kmの上空を、3人を乗せて飛び、2週間以内に2度の飛行を成功させた優勝チームに対して、US1,000万ドルの賞金を出すとのアナウンスを行っていた。世界各国からエントリーが行われていたとされるものの、米Microsoftの創業メンバーでもある資産家のPaul Allen氏がスポンサーとなったSpaceShipOneが、常に開発競争をリードして、商業宇宙旅行への道を切り開いた形で、ひと区切りを迎えたようだ。
セブンアップは、ANSARI X PRIZEの公式ドリンクとしてコンテストを支援してきたとされ、今後は民間人の宇宙旅行産業が大きく発展することを願って、X PRIZE Foundationと共に、1名を無料宇宙旅行へ招待するキャンペーンの発表を行うこととなった。同キャンペーン内容の詳細は、来年中に明らかにされる予定という。
CSABの最高営業責任者(CMO: Chief Marketing Officer)であるRandy Gier氏は「億万長者のためだけでなく、万人が楽しめる宇宙旅行を実現することがセブンアップの願いだ。すべての人にチャンスを与える無料宇宙旅行のプレゼントができることを、非常に嬉しく思っている」と語った。X PRIZE Foundation会長のPeter H. Diamandis博士は「宇宙旅行を一般市民にとって身近なものにしていきたい」とコメントしている。