チンギスハンの霊廟跡 大量の馬骨出土、祭祀跡も確認を、モンゴルでチンギスハンの宮殿跡とされる遺跡を調査している日本とモンゴルの合同調査団(総隊長=加藤晋平・元国学院大教授)は四日、チンギスハンを祭った霊廟(れいびょう)を発見したと発表した。墓は見つかっておらず、調査団は「この発見で当時の文化や東西交流の様子が明らかになるとともに、墓の特定に一歩前進した」としている。
当時のモンゴル民族には地上に建造物を残さず埋葬する習慣があったため、チンギスハンをはじめ皇帝十六人の墓はいずれも発見されておらず、“世界の七不思議”の一つにも数えられた。