富士通デザイン部門が提案する未来のPC〜生活空間のなかに融合するIT機器
富士通が、未来のPCの姿を提案するという試みを行なった。最近では、富士通に限らず、デザイン部門からPCの形を提案するという動きがPCメーカーの間で活発化している。
各社が社内で行なっている提案内容は、製品化を目前に控えたものから、将来に向けたコンセプトモデルなど多様だが、技術・開発部門からの提案とは違った、新たな利用シーンを想定した提案が多くなることから、製品企画にもインパクトを与える取り組みとして各社の間でも注目されている。
今回の提案は、そうした取り組みのなかから将来に向けたコンセプトモデルを公開したものともいえ、デザイン部門ならではの、あっと驚くような提案が見られている。
「TOKYO DESIGNER'S WEEK 2004」における富士通ブースのキーワードは、「FUTURE MEDIA VOGUE」。
■ air-put
木目調を配した和室にもなじむホームサーバーと、白い浮遊するデバイスとの組み合わせによる提案。
一瞬、パンツ(ズボン)プレッサー!?と見間違えそうなデザインですが、これも和室に馴染むIT機器のデザインとして富士通が提案する、木目調サーバーです。 ※この際、ズボンプレッサー機能も搭載してはいかがでしょうか・・?富士通さん
富士通では、 「日々進化していくITの世界に対して、生活の中で使われるIT端末はどのように進化していくかということをテーマに、自らの思いを形にして出展した。これからのパーソナルIT端末は、ますます多様化する生活の中で、現在のPCの枠を超え、“MEDIA(メディア)”としてその存在を拡大し、よりヒューマンで身近な存在“VOGUE(ヴォーグ)”として変貌していくことになる。」 と考え、これまでの概念にとらわれない自由な発想で、生活空間での存在意味を考え直したり、より身近な存在としてのパーソナルIT端末のあり方を考えたり、個人個人の情報ライフスタイルを提案してくれる事を期待しましょう。