パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヤルノ・トゥルーリが残りの2レースにおいてTF104Bをドライブすると発表した。また、日本GPではオリビエ・パニスがトゥルーリのチームメイトを務め、ブラジルGPでは地元ドライバーであるリカルド・ゾンタがトゥルーリとともにレースを戦う。金曜日のサードドライバーは、両レースともにライアン・ブリスコーが務める
パナソニック・トヨタ・レーシングは、9月16日の来季のドライバーラインナップについて、レースドライバーはラルフ・シューマッハとヤルノ・トゥルーリ、サードドライバーはオリビエ・パニス、テストドライバーはリカルド・ゾンタになることを発表している。
オリビエ・パニス
「ヤルノとできるだけ早く仕事をはじめることがチームにとってどれだけ重要かは理解できる。トヨタはこのプロセスに関して、そしてリカルドが彼のホームグランプリを戦うことができる可能性について聞いてきた。ここ2年間にトヨタと達成したことを考えると、チームメイトであるリカルドにそのチャンスが与えてあげたい。だから、日本GPがボクにとっては最後のF1グランプリになるけど、その先にある2年間の仕事のことも楽しみにしているよ」
リカルド・ゾンタ
「来週末の鈴鹿においてチームのホームグランプリを戦えないのは残念だけど、ヤルノがレースチームで戦う機会が大切なことは理解している。その一方で、ブラジルでのボクのホームグランプリに参戦できることにとても興奮しているよ」
ヤルノ・トゥルーリ
「日本にはボクのサポーターがたくさんいるし、彼らが大きな歓迎を持って迎えてくれると思うから、日本から復帰できることはボクにとっては素晴らしいことだ。この機会を与えてくれたオリビエとリカルドに感謝している。日本GPの週末が、トヨタでの仕事がどのようなものなのか基本的な印象を与えてくれると思う。冬の間、一緒に仕事をしていかなければならないし、その前に良い経験をしておくことができるはずだよ」
冨田 務 − チーム代表
「2度の成功と言えるテストの後で、我々のホームグランプリである鈴鹿からの2レースにおいて、ヤルノにパナソニック・トヨタ・レーシングでドライブしてくれるように要求した。日本とブラジルでヤルノがレースチームに加わることによって、2005年に本格的に参戦する前に良い信頼関係を築くことができるだろう。オリビエとは、予定よりも1レース早く彼の引退レースを迎えることについて了承を得ることができた。そのため、我々は早い段階から来年のドライバーラインナップの1人とともにレースを戦うことができる。同時に、日本でレースをするチャンスを与えることができなくなったリカルドにも申し訳ないと思っている。この状況において、素晴らしいスポーツマンシップを示してくれたオリビエとリカルドに感謝している」