携帯電話向けに、KDDI/auも燃料電池の開発を表明していましたが、今度はNTTドコモも富士通と試作していたことを発表しました。
KDDI/auの場合には、携帯電話に組み込む事を前提に小型化に向けて課題があるようですが、NTTドコモの場合には、クレードル型とすることで携帯電話を改造するのではなく、充電を行わせる仕組みとすることを考えていのでしょうか?なるほど!この発想の転換はあり!ですね。。
クレードルとすることとあわせて、901i以降のすべての携帯電話機が製造メーカーを問わず同一の燃料電池を使えるようになる。
「まだ試作の段階なので,ちょっと漏れてしまいました」(NTTドコモ 移動機開発部 技術推進担当 担当課長の竹野和彦氏)―――。NTTドコモは2004年9月30日に開いた社長会見の場で,現在開発中の携帯電話機向け燃料電池を見せた(NEONLINE関連記事)。この会見で,同社はメタノール水溶液を格納したカートリッジを脱着してみせ,その際に水が漏れた。竹野氏のコメントはこれを受けてのものだ。漏れた水は発電時に生成した水である。同社によると発生した水の逆流を防ぐための逆止弁が完全ではないために水が漏れたという。
NTTドコモによると,今回見せた試作機は濃度30%のメタノール水溶液18ccで約2時間の通話が可能。つまり燃料電池の容量はLiイオン電池1個分に相当するという。試作機の出力電流は300mA,出力電圧は3.6Vである。DC-DCコンバータを使って5.6Vに昇圧して,携帯電話機と接続していた。
2005年を目標に製品化する予定。「メタノール水溶液の濃度を上げて,製品として売り出す2005年には1つのカートリッジで4回充電できるところまで性能を高めたい」
NTTドコモは,燃料電池を製品化する上で少なくともLiイオン電池よりは安くする必要があると考える。そのための布石も打つ。FOMA 901iシリーズから充電器の仕様を統一するのである。この結果,FOMA 901i以降のすべての携帯電話機が製造メーカーを問わず同一の燃料電池を使えるようになる。今は移行期だが,いずれは携帯電話機はすべてFOMA端末になり,2000万台を超える数が見込まれる。これだけの数を見込めれば,燃料電池の価格も下げやすくなるというわけだ。
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