ヴァージン、オンライン音楽サービスを開始-

　Virgin Digitalは、オリジナルのフル機能の音楽ジュークボックスソフトを武器にオンライン音楽サービス市場に参入するそうですが、そのバックエンドは、他社の音楽ダウンロードストアやサブスクリプションサービスはMusicNetとの提携の下で提供されることになるようです。この場合、楽曲の違いやサービスの違いを出しにくくなるのでしょうが、そこは店舗を持つ強みで勝負できると思います。

　Apple ComputerがiTunes音楽ストアを開始してから、ぞくぞくとその旨みにあずかろうと、大したビジネスモデルなしに何社も参入していますが、今度は1年半後に市場に参入するVirginは、現段階ではすでに大手ライバル企業から会員の数の上では大きく差をつけられているようにみえます。しかし同社は、強力なVirgin Megastoreブランドを利用できる強みがあることに加え、店舗で買い物をする年間何百万人もの顧客に対して売り込みをかけられることから、競合他社よりも効率的に消費者にアプローチできると容易に想像できますし、それがVriginの強みでありビジネスモデルとしてはしっかりしたものだと思います。

　Virgin DigitalのプレジデントZack Zalonのコメントで、

「Virginの店内を歩き回っているときに目に飛び込んでくる様々な特徴に注目したいと、われわれは考えた」　「ライバルが音楽サービスを開発しているIT企業であるのに対し、われわれは技術を開発している音楽企業である。われわれは他社とは異なる視点を持っている」

と語っていますが、確かに顧客に近い立場の視点でサービスを考えられる人が行うのと技術者が行うのでは、成果として違うものになると思います。しかし、アップルの場合、ボスのジョブスは変人？と言われるだけあって、IT企業とか音楽企業の枠にとらわれていないで、＋αのデザインセンスやマーケティング能力も人並み外れて備えた人物ですので、今の成功があると思います。

　その意味で、Virginは、ソフト／ハードウェア企業や家電メーカーが圧倒的シェアを占めているオンライン音楽サービス市場に参入する初の大手音楽販売業者で、今回の取り組みが、従来のオフライン音楽販売と新しいオンライン音楽販売との両立が可能か否かをみる試金石となる。

　これまで音楽販売業者は、CDやDVDの売上がオンラインで失う事と自分でその分野に参入することで、自分首をしめる事に成りかねない不安にかられながらオンライン音楽市場の発展を見守ってきたと思います。当初は、Napsterをはじめとするファイル交換サービスの流行を自分たちのCD販売事業を脅かす存在として潰しにかかりましたが、結局この流れを変えることは出来なかったようです。

　Virginのオンラインストアでは、著作権で保護されたWindows Mediaフォーマットの高音質な音楽ファイルを有料でダウンロードでき、「Virgin Music Club」サービスに加入すれば、無制限のストリーミング配信や1台のコンピュータでのみ利用可能な音楽ファイルのダウンロードを行えるようになるそうです。

　料金は月額7ドル99セントで、RealNetworksやNapsterが提供している類似サービスよりも2ドル安い程度でしょうか、お金はほぼ同じで楽曲の違いもない！さてどこまでがんばれるでしょうか、期待しましょう！！

■　http://www.virgindigital.com/
　
ヴァージンF1参戦！グループ総帥リチャード・ブランソン卿の新たな冒険が始まる！
ヴァージン・レーシング 火曜日にF1プロジェクトの詳細を発表
ヴァージングループ会長リチャード・ブランソン卿ノンストップ無着陸最長飛行記録挑戦中…
　
宇宙空港建設に着手 世界初の宇宙空港ニューメキシコ州に建設
NASAとヴァージンギャラクテック、超音速宇宙船を開発へ
ヴァージングループ観光用の宇宙船基地をペルシャ湾南岸に建設
ヴァージングループ、米ニューメキシコ州にロケット基地建設
ヴァージングループ２００８年 民間宇宙旅行を開始
ヴァージン航空、民間宇宙旅行の2007年実現！？
　
ヴァージンアトランティック航空の新ラウンジはスパ！付き
ヴァージンから5GBのHDD搭載音楽プレイヤー
ヴァージン、オンライン音楽サービスを開始
　
ヴァージン・グループ、温暖化対策に３０億ドル投入へ