映画「ダ・ヴィンチコード」のDVDが11月に発売
映画「ダ・ヴィンチコード」のDVDが11月3日に発売される。実は、劇場公開された本編には、原作者ダン・ブラウン氏とロン・ハワード監督が、いくつかの暗示や暗号をちりばめていた。DVDの特典映像で、2人がその解説をしている。2枚組は3980円、3枚組は9505円(税抜)。
ダ・ヴィンチ・コード
『ダ・ヴィンチ・コード』劇場公開時には明かされていなかった暗号
本年度1番の話題作となった映画『ダ・ヴィンチ・コード』に原作者のダン・ブラウンと監督のロン・ハワードが、劇場公開時には明かされていなかった暗号を映像の中に隠していることが分かった。
たとば、ジャン・レノとトム・ハンクスが乗り込んだエレベーターに貼ってあるポスターなどにその暗示があったりと、随所に暗号が隠されている。
DVDを先着で購入した人には、劇中でもキーアイテムになっていたクリプテックスがもらえる!
11月3日に発売される『ダ・ヴィンチ・コード』のDVDではダン・ブラウンとロン・ハワードが音声解説で物語に沿って暗号の個所を説明しているところが興味深い。何度も見直して確認したくなるだろう。
また、同DVDは劇場未公開の約25分の追加映像が存在しこの映像もDVDでは初公開され、 こちらもまた物議をかもすことになるだろう。
なお、残念なことにレンタル版にはこの音声解説はつかないので、レンタルで観る人は自分でその暗号の個所を探しだそう。
『ダ・ヴィンチ・コード』DVDは11月3日リリース。
エジプトでは、人口の1割前後がキリスト教徒。双方の信者とも宗教に対する批判には敏感だ。ムハンマドの風刺画が問題となった際には、キリスト教徒の多くがイスラム教徒と共闘して抗議の声を上げた。
今回は逆に、キリスト教徒をイスラム教徒が後押しする形となった。エジプトの人権団体などは「表現の自由を守れ」と批判している。「ダ・ヴィンチ・コード」はカイロで03年、英語版の原作が輸入され、洋書店などで売られてきた。映画については上映禁止となる懸念を抱いた配給会社がしばらく様子を見ていたという。
この映画は「キリストに子がいた」などとする内容が物議を醸し、中国などで上映が打ち切られた。
ダビンチコード 『 ダヴィンチコード 』 レバノンで発売禁止
ダビンチコード(ダ・ヴィンチ・コード)への風当たりは多いようです。「ダビンチコード(ダ・ヴィンチ・コード)は盗作」と提訴され、本の出版差し止め映画の公開中止などの可能性、レバノン当局では長編ミステリー「ダビンチコード(ダヴィンチコード)」を、カトリック界からの苦情を受けて発禁処分とした。
同国内各地の書店から治安当局の指示に従って、ダビンチコードのフランス語版や英語版、アラビア語版を店頭から撤去した。同作品の今後の発行を禁じられている。
同作品は、ダビンチ:ダヴィンチの素描に描かれた暗号が解読され、キリスト教の根幹を揺るがす闇の歴史が浮かび上がる、というストーリー。ダビンチ:ダヴィンチコードの発禁処分は、レバノン・カトリック情報センターの批判が引き金になったとみられている。
関係者は、キリストとマグダラのマリアが関係を持ち、子どもをもうけたとするくだりが「フィクションと言えども受け入れ難い」とコメント。また、様々な宗教や宗派が存在する同国で、宗教を侮辱する内容の文章が法律で禁じられている現状を指摘した。
ただ、首都ベイルート市内の書店関係者は「この本がフィクションだということは、誰もが知っている。読みたい本を読むことは許されるべきだ」と述べ、今回の処分が「検閲」であるとの見方を示している。
「ダヴィンチコード」にパリの教会が「ノン!」
パリ6区にあるサン・シュルピス教会は、ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督によって映画化予定)の舞台の1つとして一躍観光名所になっているが、最近、教会の中に「小説の記述はでっち上げ」という主旨の声明文が設置されて話題を呼んでいる。
この教会には、18世紀に設置された真ちゅうの子午線とオベリスクがあり、小説の中では修行僧シラスがキー・ストーンを探す場面で有名だ。問題の声明文には「最近のベストセラー小説の想像上の記述に反し、この子午線は異教徒の寺院の名残とは無関係だし、この場所にそのような寺院が存在した事実もない。ローズラインという呼び名でこの線が呼ばれたこともない。
創造主である神が時を支配するということ以外に、この線には神秘的な意味は全くない」。さらに、「教会の小さな円い窓にある、“P”と“S”の文字は、教会の守護聖人である“Peter”及び“Sulpice”を指すものであり、想像上の“Priory of Sion(シオン修道院)”を意味するものではない」と小説を全面的に否定している。
映画の撮影は今年5月から始まると言われているが、この教会で撮影許可が下りるかは不明。ここ以外にも、ルーブル美術館やウェストミンスター寺院など、歴史的建造物が多数登場する映画とあって、クランクインまでの成り行きが見逃せない。
ダビンチの仕事部屋?フィレンツェの修道院で発見
イタリア国軍地理研究所はこのほど、フィレンツェ市内の修道院で、ルネサンスを代表する天才レオナルド・ダ・ビンチ(1452?1519)の仕事部屋だったとみられる場所を発見した。
発見・調査に協力した同国トスカーナ州政府の関係者が明らかにした。
この関係者によると、修道院内の非聖職者用客室の壁から、ダ・ビンチの作品に似た絵の痕跡が見つかった。飛行の研究に熱心だった彼が好んで描いていたのとそっくりな鳥のほか、代表作の一つ「受胎告知」に描かれた天使を想起させる絵もあった。
16世紀初めごろの書簡に、ダ・ビンチがこの修道院で知人と会っていたとの記述があったことも、「仕事部屋」説を裏付けている。詳しい発見の経緯や調査内容は17日に発表される。
ダ・ビンチ晩年のアトリエ跡はフランス・アンボワーズのクロ・リュセ城に残っているほか、フィレンツェなどイタリア国内にも彼が絵を描いていたと伝えられる場所はある。だが、今回の発見が仕事部屋だったと確認されれば、円熟期の制作状況を解明するのに役立つ。
ダビンチコードを簡単に解説
ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。
閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来、ある秘密結社により守られてきたベールをはがすものだった。殺人の被害者は、古くから連綿と続くその秘密結社の総長。彼は死の直前、不気味な暗号を犯行現場に残していた。その暗号を解くことができるのは、被害者の孫娘で著名な暗号解読者でもあるソフィー・ヌヴーと、高名な象徴学者のロバート・ラングドンのみ。
ふたりは事件の容疑者となる一方で、ヌヴーの祖父の殺人事件のみならず、彼が守り続けてきた、古くから伝わる驚くべき秘密の謎をも調べ始める。警察当局と危険な競争者の追跡を間一髪ですり抜けながら、ヌヴーとラングドンは謎に導かれるまま、息つく間もなくフランスとイギリスを、そして歴史そのものを駆けめぐる。前作『Angels and Demons』(邦題『天使と悪魔』)に続く本書は、ページを繰る手が止まらないスリラー作品に仕上がっていると同時に、西洋史の驚くべき解釈をも披露している。
主人公のふたりは、モナリザの微笑みの意味から聖杯の秘密にいたるまで、西洋文化の大いなる謎をめぐる知的かつ魅力的な探索に乗り出す。ブラウンの解釈の真偽に難癖をつける向きもあるかもしれないが、その推測のなかにこそ、本書のおもしろさがあるのだ。思わず引き込まれる『The Da Vinci Code』は、豊かな思考の糧となる1冊だ。
■レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯の隠れた一面
天才にしていたずら好きでもあったレオナルド・ダ・ヴィンチが、作品の多くに秘密のメッセージをまぎれこませたことは広く知られている。ほとんどの学者が一致して主張するところによれば、〈モナ・リザ〉、〈最後の晩餐〉、〈岩窟の聖母〉といった最も名高い作品にさえ驚くべき奇妙な点があり、それらは同じ謎めいたメッセージをささやいている――シオン修道会と呼ばれるヨーロッパの秘密結社が、1099年から守り抜いてきたとされる衝撃的な秘密をほのめかすメッセージを。1975年に、パリのフランス国立図書館が“秘密文書(ドシエ・スクレ)”として知られる史料を発見し、シオン修道会の会員多数の名が明らかになった。そのなかには、サー・アイザック・ニュートン、ヴィクトル・ユゴー、ボッティチェルリ、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチらの名が含まれている。証拠はないものの、フランス前大統領のフランソワ・ミッテランも会員だったのではないかと噂されている。
■解読されていない暗号
イギリスのとある礼拝堂の天井からは、石材が何百も突き出して、異様な凹凸を構成している。それぞれの石材には一見なんの法則もなく記号が刻まれ、全体として不可解な暗号を作り出している。現代の暗号学者はだれも解読に成功しておらず、この謎めいたメッセージを解き明かした者には高額の報酬が与えられることになっている。近年になって、超音波を用いた地質調査により、礼拝堂の下に巨大な地下室があるという驚愕の事実が明らかになった。この地下室の出入口は見つかっていない。今日に至るまで、礼拝堂の管理者は発掘を許可していない。
■ニューヨーク市レキシントン・アベニュー243番地
ヴァチカンに認可された属人区であるオプス・デイは、きわめて敬虔なカトリックの一派だが、洗脳や強制的勧誘、そして“肉の苦行”と呼ばれる危険な修行を実施していると非難され、昨今では論争を巻き起こしている。オプス・デイは、ニューヨーク市のレキシントン・アヴェニュー243番地に、4,700万ドルをかけて約13万平方フィートに及ぶアメリカ本部ビルを完成させたばかりである。
■だれかがあなたを監視している……ほんとうに?
パリのルーヴル美術館は世界で最も横に長い建物のひとつである。この巨大な馬蹄形の建物を隅々までまわると三マイル歩くことになる。にもかかわらず、ルーヴルの収蔵品は莫大な数にのぼるため、ほんの一部しか展覧できていない。各ギャラリーには多数の監視カメラが据えられている。その台数は非常に多く、すべてのモニターを監視するためには数百人も必要なほどだ。だが実は、ほとんどのカメラは偽物である。
■非難を浴びたダヴィンチ
有名な〈岩窟の聖母〉の制作をもともとダ・ヴィンチに委託したのは無原罪懐胎教徒会として知られる教団で、ミラノのサン・フランチェスコ・グランデ聖堂の祭壇を飾る三連画の中央の絵を求めていた。尼僧たちが寸法を指示し、題材についての希望を伝えたという。
聖母マリア、幼き洗礼者ヨハネ、大天使ウリエル、そして幼子イエスが洞窟に身をひそめるさまを描いてくれという要求に対し、ダ・ヴィンチはそのとおりに事を進めたが、送られてきた作品を見た尼僧たちは戦慄した。絵には受け入れがたい“非キリスト教的”な部分がいくつもあり、別の意味を伝えるメッセージが隠されていると思われたからだ。結局ダ・ヴィンチは〈岩窟の聖母〉をもう一枚描いて教団の怒りを静めた。そちらの絵はロンドンのナショナル・ギャラリーに展示され、最初の絵はルーヴルに陳列されている。
「ダヴィンチコードは盗作」と提訴=出版差し止めの可能性も
世界的ベストセラーとなった米作家ダン・ブラウン氏の小説「ダ・ヴィンチ・コード」は、自分たちの著書からアイディアを盗用しているとして、歴史学者2人がロンドンの裁判所に提訴し、公判が27日に始まった。
訴えたのは、ヘンリー・リンカーン氏とともに1982年に「聖なる血と聖杯」を著したマイケル・ベイジェント、リチャード・リーの両氏。2人は「ダ・ヴィンチ・コード」の多くの部分は、「聖なる血と聖杯」を参考に書かれていると主張し、発行元の出版社ランダムハウスを訴えた。
2人は著作権がさらに侵害されるのを阻止するため、差し止め命令を求める見通し。認められれば、ランダムハウスが「ダ・ヴィンチ・コード」を出版できなくなる可能性もある。
オブザーバー紙によると、ランダムハウスの弁護団は裁判で、過去何世紀にもわたり、作家たちは互いに筋書きやテーマ、アイディアを借り合ってきたと強調。シェークスピアの戯曲も「真夏の夜の夢」を除くと、すべて他の作品からアイディアを拝借していると主張する方針。
「聖なる血と聖杯」は、イエス・キリストとマグダラのマリアが結婚して1児をもうけ、現代も血統が続いている事実をカトリック教会が隠そうとしていると論じている。一方、「ダ・ヴィンチ・コード」も、バチカンがキリストに関する真実を覆い隠す努力をしていると述べている。
「ダヴィンチコード」の盗作訴訟、20日に結審
3月19日、「ダヴィンチコード」の盗作訴訟は20日に結審する予定。
米作家ダン・ブラウン氏のベストセラー小説「ダヴィンチコード」をめぐって2人の歴史学者が著作権侵害で出版社を訴えていた裁判は、20日に結審するとみられている。
訴えを起こしたマイケル・ベイジェント氏とリチャード・リー氏は、1982年に出版された「レンヌ=ル=シャトーの謎 イエスの血脈と聖杯伝説」の共同著者。「ダ・ヴィンチ・コード」の構想は自著のアイデアを盗用したとして、出版社のランダムハウスを相手取った訴訟を起こしていた。
作家らは、この裁判で原告が勝訴すれば、他人のアイデアや研究をベースに執筆を行うことを常とする小説家に多大な影響が及ぶと警告している。
一方、法律の専門家らは、一般的アイデアの保護という点を考慮すれば、裁判の行方は原告にとって厳しいものになるとみている。
ランダムハウス側の弁護人は17日、本質的に事実に基づいたアイデアは、どのような読者でも入手することができるようでなくてはならないと主張。「そうでなければ、歴史や科学、宗教といったトピックの普及や議論は無意味なものとなり、作家やテレビ番組・映画製作者の創造性を損なうことになる」と述べた。
判決が出されるまでには、数週間かかる可能性がある。
ダヴィンチコード訴訟判決文も解読不能?
ベストセラー小説の「ダヴィンチコード」が盗作がどうかをめぐって争われたロンドンの高等法院の訴訟で、裁判官が小説をまねるかのように判決文に文字をちりばめて暗号文を隠していたことが分かり、話題を呼んでいる。
裁判官は「解読されるまでは何も認めない」と話しており、小説以上に解読合戦が展開されそうだ。
この裁判官はピーター・スミス判事で、4月7日の判決で「ダヴィンチコード」は盗作とはいえないとの判断を示した。その際の判決文は全71ページだったが、5−13の各ページに他の文字と字体の異なる太字の斜体文字が含まれ、それを抜き出して並べると、「スミス・コード」で始まる文字列ができるという。
正解は海軍提督への賛辞=「ダヴィンチコード」判決文の暗号
世界的ベストセラー「ダヴィンチコード」の著作権侵害訴訟を担当した裁判官が判決文に組み込んだ「暗号」が28日までに解読された。答えは訴訟を担当した裁判官が敬愛する英海軍の英雄ジョン・フィッシャー提督(1841〜1920年)への賛辞だった。
「暗号」は英高等法院のピーター・スミス裁判官(53)が判決文の各所に斜体文字で挿入。英紙が原作にも出てくるフィボナッチ数列を使って解読に取り組んだところ、「スミスの暗号…ジャッキー・フィッシャー(提督の呼び名)、あなたは誰。ドレッドノート」となり、スミス裁判官もこれが正解だと認めた。
映画「ダヴィンチコード」公開控え、米国で宗教本出版相次ぐ
映画公開を控え再燃する「ダヴィンチコード」ブームに乗じて、イエス・キリストやマグダラのマリアなどをテーマにした宗教関連本の出版が相次いでいる。
米作家ダン・ブラウン氏の小説「ダヴィンチコード」は世界各地で4000万部を販売、ベストセラーとなった。
イエス・キリストとマグダラのマリアが結婚し一児をもうけたとする「ダ・ヴィンチ・コード」の構想が、自著のアイデアを盗用したものだとして出版社を提訴していた歴史学者のマイケル・ベイジェント氏でさえ、このブームを逃すまいと28日に新刊を発売する。「The Jesus Paper」と名づけられたこの本では、イエス・キリストは十字架にかけられた後も生き続けたとする構想が展開されている。
トム・ハンクス主演の映画「ダヴィンチコード」は5月19日から全米で公開される。
単行本、文庫で500万部突破=「ダ・ヴィンチ・コード」
角川文庫「ダ・ヴィンチ・コード」(角川書店)の上巻が29日までに発行部数100万部を突破、105万部を記録した。同文庫版は上・中・下の全3巻で累計273万部、単行本、文庫の合計で503万部となった。
「ダヴィンチコード」「ユダの福音書」は陰謀=カンタベリー大主教が批判
英国国教会の最高位者であるウィリアムズ・カンタベリー大主教が16日にカンタベリー大聖堂で行う復活祭のミサで、世界的なベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」や、「ユダの福音書」の写本が発見されたと伝えられることについて、陰謀だと非難することが明らかになった。
大主教はミサで、宗教がメディアにどのように扱われているかをテーマに説教を行う。AFP通信が入手した抜粋によると、大主教は「新聞やテレビは信仰の歴史的基盤をめぐる議論のタネを嗅ぎ回っている」と指摘。「ゆえに、キリストの受難と復活に関して異説を唱え、伝統的な信仰の基礎を揺るがすことになる『ユダの福音書』の発見が数週間前にメディアで大々的に取り上げられたのは、大きな驚きではない」と語る。
3、4世紀にコプト語(古代エジプト語)で書かれた「ユダの福音書」の写本には、裏切り者の代名詞となっているイエス・キリストの弟子ユダは、イエスの言いつけに従い、イエスを処刑のために官憲に引き渡したと書かれている。写本は1970年代にエジプトで発見された。
また、「ダ・ヴィンチ・コード」について、大主教は「我々は単調な事実よりも、このような話を信じてしまいがちだ」と述べるという。「ダヴィンチコード」には、イエスには子供がおり、後裔が今も生き残っているとの説が紹介されている。
「ダ・ヴィンチ・コード」控訴へ
世界的なベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の著作権侵害をめぐる訴訟が英控訴院でふたたび争われる見通しになった。
1審に相当するロンドンの高等法院で著者のダン・ブラウン氏との訴訟に敗訴した小説家2人に9日、控訴のための手続きを行う期限が認められたためだ。
著作権侵害を訴えているのは「レンヌ=ル=シャトーの謎−イエスの血脈と聖杯伝説」の著者2人。4月の判決では裁判官はストーリーの核心部分はかなり一般的で抽象的であるため、模倣したとしても著作権の侵害とまではいえないとの判断を示し、2人の主張を退けた。
ローマ法王、著作でダ・ヴィンチ・コードに反論
ローマ法王ベネディクト16世の法王就任後初めての著作となる「ナザレのイエス」が16日、イタリア、ドイツ、ポーランドで発売される。AFP通信によれば、イエス・キリストの歴史的な側面と福音書での側面を両立させようとする内容で、2003年に発売されて世界中でベストセラーとなった小説「ダ・ヴィンチ・コード」への反論の要素も含まれている。
法王は自身の80歳の誕生日に合わせて出版される著作で、「イエスのイメージを破壊し、信仰心を奪う最悪の本は、(聖書研究の)仮説の結果に満ちている」と指摘。直接の言及を避けながらも、キリストが結婚して子供をもうけていたという内容の「ダ・ヴィンチ・コード」を批判した。さらに、聖書の解釈が誤った道をたどれば「反キリストの道具になりうる」と警告を発した。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」続編決定…トム・ハンクス再登板
全世界で5000万部のベストセラーを映像化し、こちらも世界的大ヒットになった映画「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)の“続編”が、来年12月に世界公開されることが決まった。
昨年の日本公開では興行収入90・5億円の大ヒット。原作者のダン・ブラウン氏が「ダ・ヴィンチ−」の前に発表した「天使と悪魔」で、主人公は「ダ・ヴィンチ−」と同じ宗教象徴学を専門にする米ハーバード大教授ロバート・ラングトン。バチカン市国を舞台に、キリスト教と科学技術の対立を描くサスペンス。
メガホンは再びハワード監督が執り、ラングトン教授には「ダ・ヴィンチ−」同様、トム・ハンクス(50)の再登板が内定している。
映画「ダ・ヴィンチコード」のDVDが11月に発売
映画「ダ・ヴィンチコード」のDVDが11月3日に発売される。実は、劇場公開された本編には、原作者ダン・ブラウン氏とロン・ハワード監督が、いくつかの暗示や暗号をちりばめていた。DVDの特典映像で、2人がその解説をしている。2枚組は3980円、3枚組は9505円(税抜)。
ダ・ヴィンチ・コード
ダ・ヴィンチ・コード