浦沢直樹氏の最新作!先月20世紀少年の最終(21世紀少年上下巻)も発売されましたが、浦沢さんの毎月の作品恐れ入ります!プルートウ (PLUTO)は、ビッグコミックオリジナルにて毎月連載されている プルートウ 、コミックでは一応 プルートウ とされています。。。※発音では プルートゥと呼ばせていただきます。
それでは、
浦沢直樹は?(浦澤直樹ではありません)
YAWARA、マスターキートン、最近ではMonster などなど次々とアニメ化され、20世紀少年では、謎が謎を呼ぶコミックもヒットさせているヒットメーカー、現代のコミックの巨匠です。
次に、故)手塚治虫氏は当然ご存知ですよね、鉄腕アトムの作者です。
この現代の巨匠、
浦沢直樹氏と
手塚治虫氏のコラボレーションで生まれた作品が、今回の 「 プルートウ (PLUTO)」なのです。
この作品は、 ビッグコミックオリジナルにて連載されていますが、第一巻のコミック化がやっと決まりました。2004年9月30日発売です。
ビッグコミックオリジナルに連載の プルートウ を見ていると不思議と引き込まれるストーリー展開と大人が楽しめるアトムに仕上がってて、これは間違いなくオススメの作品です。
ベース作品は手塚治虫氏の「鉄腕アトム」で、その中でも名作と言われた”史上最大のロボット プルートウ ”を浦沢直樹氏がリメイクして、お得意のサスペンス&謎をちりばめた、さすが浦沢作品と思える出来栄えです。
原作では、プルートウ という史上最強のロボットが博士に命令されて、世界最高レベルのロボット7体と戦って壊していくという話ですが、最初は命令どおりに壊していく プルートウ ですが、アトムやウランと交流していくうちにロボットとしての自分の存在価値に悩み苦しみ人とロボットの狭間で苦しむ姿は、アトム作品の中でも悲しいお話の部分です。
※ 最近話題の映画、「
アイロボット」も、人間とロボットの関係を描いて見応えのある作品に仕上がっています。是非ご覧ください。
ビッグコミックオリジナルでは、月一連載ということもあり、まだ数話程度の内容なのですが、アトムが登場(見た目は普通の少年なのですが)しても基本的に戦うシーンは無く、ミステリー色を強くしたおとなしい作品になっています。プルートゥ自身も未確認のまま、まだ出てきていません。
謎の事件を調べるロボット刑事
ゲジヒトを中心に話は進んでいきます。謎だらけストーリー展開は、浦沢作品の常套手段ですが、見事にはまってしまい、これからの展開にも要注目です。
と私が記憶指定部分はここまでですが、コミックでは1冊を通して読むことでより鮮明にストーリーが理解でき楽しめると期待しています。
※注意してほしいのは、一巻を買ってしまった場合、必ず2巻、3巻と欲しくなるのが浦沢マジックです。
浦沢直樹氏のストーリー展開は18巻でまとまるものが多く、今回のように月一連載のペースのままであれば、通常3〜4年で完結する話が10年かかるかもいれません。次の巻が出るまでの読みたい衝動を我慢して、楽しむ「スローコミック」とお考えいただき、納得の上ご購入ください。
プルートウ第1巻の内容
人間の痕跡がない殺人事件、残された謎のメッセージ…その先にあるものとは!? 漫画界の2大巨匠がタッグを組んだ、近未来SFサスペンス!!
▼第1話/モンブランの巻
▼第2話/ゲジヒトの巻
▼第3話/ブラウ1589の巻
▼第4〜6話/ノース2号の巻(前・中・後編)
▼第7話/ブランドの巻
ある夜、スイス林野庁所属のロボット・モンブランが、山火事現場でバラバラの破片となって発見された。翌朝には、別の場所でロボット法擁護団体の幹部・ランケも遺体で見つかり、双方の現場を検証した捜査官・ゲジヒトは、二つの事件が同一犯のロボットによるものと考え、追及を開始する(第1話)。
プルートウ第2巻の内容
▼第8話/鉄腕アトムの巻
▼第9話/お茶の水博士の巻
▼第10話/ヘラクレスの巻
▼第11話/それぞれの戦場の巻
▼第12話/家族の肖像の巻
▼第13話/記憶の手違いの巻
▼第14話/Dr.ルーズベルトの巻
▼第15話/敵の部品の巻
プルートウ第3巻の内容
▼第16話/ウランの巻
▼第17話/機械に死を!!の巻
▼第18話/ゼロニウムの巻
▼第19話/エプシロンの巻
▼第20話/ロボット嫌いの巻
▼第21話/ウランの捜し物の巻
▼第22話/プルートゥの巻
▼第23話/彷徨(さまよ)える魂の巻
"アトム"という名の少年に会うため日本へやって来た、ユーロポールの特別捜査官・ゲジヒト。だがその頃日本では、「ロボットに自由で平等な権利を与える」という国際ロボット法を発案した法学者・田崎純一郎が殺される事件が起きていた。遺体の頭部には、モンブランやランケの事件と同様に、2本のツノが突き立てられていて…(第8話)。
ついに第3の殺人事件が起こった!! 刑事ゲジヒトは、世界に数体しかいないロボットの仕業ではないかと調査を進めるが…。アトムの登場でさらに物語は進んでいく!!
その他の登場人物/ブランド(トルコの格闘ロボットで、ヨーロッパ・チャンピオン)、ヘラクレス(ギリシアの格闘ロボットで、世界チャンピオン)、お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)
プルートウ第4巻の内容
▼第24話/博士の休日の巻
▼第25話/竜巻日和の巻
▼第26話/対決の巻
▼第27話/違った夢の巻
▼第28話/緊急コールの巻
▼第29話/つぶやく影の巻
▼第30話/キンバリーの三博士の巻
▼第31話/地上最大のロボットの巻
トーキョーシティの公園で静かな休日を過ごすお茶の水博士。だが、ボラー調査団メンバーへの襲撃が相次いでいることから、ロボット警官が護衛として張り付き、窮屈さを感じていた。そんな中、博士は公園で故障して捨てられたロボット犬を発見し、治してやろうと家に連れ帰るが…(第24話)。
プルートウ第5巻の内容
▼第32話/記憶の傷跡の巻
▼第33話/勝者、賢者、生者の巻
▼第34話/神の選択の巻
▼第35話/応答せよゲジヒトの巻
▼第36話/憎悪の追跡の巻
▼第37話/悲しき訪問者の巻
▼第38話/60億の混沌の巻
▼第39話/獄中の王の巻
高性能スーパー・ロボットの連続破壊事件と、第39次中央アジア紛争・ボラー調査団のメンバーの連続殺人事件が、依然、現在進行形で継続中の本書・第5集。
アドルフ・ハースの護衛任務中であるゲジヒトは、セーフハウスへの護送中、彼から「俺の兄貴を殺したお前は、人殺しの機械だ」と罵られる。セーフハウスへアドルフをひとり残し、“人工知能矯正キャンプ”へやってきたゲジヒトは、そこであやふやだった「人を殺した」記憶を確かめようとするのだが…(第32 話)。
闘神VS冥界の王!! ロボット同士の“殺し合い”の行方は果たして? 一方、アドルフ・ハースの護衛任務を遂行中のゲジヒトもまた、反ロボット教団の襲撃に遭い…!?
人間がロボットに憎悪の感情を抱く一方で、ロボットが人間に対して持つ憎しみや、人間とロボット双方の心をむしばむ深い悲しみといったテーマが、作品全体を覆っていますね。読んでいて、少しずつ息苦しくなってくるような話の展開。謎がさらなる謎を呼ぶ雰囲気に、強い圧迫感を覚えました。
「人間とロボットの境界線て、なんだろう?」「人間が抱く憎しみと、ロボットが抱く憎しみに、何か違いがあるのだろうか?」などと考えさせられながら、頁をめくっていったのだけれど・・・・・・。本書を読んだ限りでは、まだ、答は見つかりません。それくらい、ここでのスーパーロボットたちの感情は人間に近い、というか、人間よりも優れている気がします。
Act.32「記憶の傷跡の巻」〜Act.39「獄中の王の巻」を収録。
このなかでは、悲しみに暮れる感情をキャッチするウランの姿を描いた一章が、心にしみましたね。重苦しい気分に駆られた本書のなかで、この章に唯一、ほっとしました。
アトムは、これからどうなるのか。天馬博士は、一体何を考えているのか。本書のラストの景色が意味するものは何なのか。いくつもの「?」が、頭の中で点滅しています。
巻末の予告文章によれば、スーパーロボット刑事ゲジヒトが、謎の怪物プルートゥに迫り、対決する模様。来年発売予定の「006」こと第6集が、待ち遠しい限り。
プルートウ第6巻がやっと!7月18日に豪華版、通常版が7月30日に発売されます!!
浦沢直樹氏の最新作!プルートウ (PLUTO)は、ビッグコミックオリジナルにて毎月連載されている プルートウ 、コミックでは一応 プルートウ とされています。。。※発音では プルートゥと呼ばせていただきます。
プルートウ第6巻の内容 あらすじ
プルートゥの謎に迫るべく、ペルシアへやってきたゲジヒトは、ペルシアの科学省長官・アブラーと会い、意見を求める。“ゴジ”という名の天才科学者について尋ねると、アブラーは知らないとしたうえで、ある噂話を話し始めた。それは、天馬博士とゴジが創りあげたという最高の人工知能を持つロボットの存在についてで…!?(第40話)
プルートゥの謎を追い、オランダ・アムステルダムへやってきたゲジヒトは、そこでサハドとプルートゥの繋がりを発見する。ゲジヒトVS.プルートゥ、激突!!
その他の登場人物/お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット)、アブラー博士(ペルシア共和国科学省長官。戦争で妻と子と、自身の体の大半を失う)、ホフマン博士(ゼロニウム合金を開発した科学者。ボラー調査団の一員で、ゲジヒトのメンテナンスを受け持つ)
プルートウ第6巻の内容
▼第40話/砂の賢者の巻
▼第41話/サハドの巻
▼第42話/冥王の故郷(ふるさと)の巻
▼第43話/死への邂逅の巻
▼第44話/私はプルートゥの巻
▼第45話/代償と交渉の巻
▼第46話/夢の終わりの巻
▼第47話/本物の涙の巻
今回で6巻目となりますが、これまでのところは、氏の最高傑作になる可能性が高いと思います。ただ、7巻目以降は、どう展開していくのでしょうか?そして、どう終わらせるのか?期待と不安で一杯です。
プルートウ第7巻の内容 あらすじ
●巨匠・手塚治虫の代表作に、現代を代表するコミック作家・浦沢直樹が挑む! 『鉄腕アトム』の名作エピソード「地上最大のロボット」をモチーフにした話題作が、満を持して単行本化!!
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2004-09-06 09:13:24