米航空宇宙局は2日、土星の輪の温度分布を示す画像を公表した。探査機カッシーニが土星軌道に入った直後の7月1日に赤外線分光計で観測し、そのデータをもとに人工的に着色した。
輪の温度は、零下200度くらい(青)から同160度くらい(赤)まで、場所によってまちまち。緑色の部分は同180度ほどだという。
NASAによると、不透明な部分は冷たく、透き通っている部分ほど温かい。「土星の輪は場所によって光を通す度合いが違う。科学者が予想していた通りのデータだ」と説明している。
『探査機カッシーニ、土星に新衛星2個発見』 米航空宇宙局(NASA)は8月16日、土星探査機カッシーニが、土星の月(衛星)を新たに2個発見したと発表した。土星の月はこれで計33個となった。
2個の月の直径は、約3キロと4キロ。土星の中心からの距離はそれぞれ19万4千キロ、21万1千キロ。これまでに確認されていた月は、直径約20キロのものが最小だった。