アップルの新たな取り組みとして、先に日本国内でアップルストア製品のアフェリエイトに続き、今回USでiTunes Music Storeで扱う商品(ダウンロード音楽)にリンクを貼る提携サイトに、成果に応じたコミッションを支払う「iTunes Affiliate Program」を発表しました。
このアフェリエイトプログラムの希望者は、iTunes Affiliateの登録申請を行うようになるみたいです。このアフィリエイトサイトに認められると、iTunes Music Storeで販売されているシングル曲、アルバム、オーディオブックなどの商品に、それぞれのサイトから直接リンクを貼れるようになる。コミッションは、商品リンク経由の売り上げの5%。同様のプログラムとしては、Amazon.comのアソシエイトプログラムがよく知られており、様々なタイプの提携サイトの参加を得ている。
今年の秋は、Microsoftのオンライン音楽販売参入が予定されている。Windows Mediaを採用する複数のオンライン音楽ストアが陣営と呼べるような体制になるだけに、iTunes Music Storeの現在のリードも予断を許さない状況。アフィリエイト・プログラムは、iTunes Music Store支持者の結束?を固める取り組みでしょうか。
一方のMicrosoft側も着々と準備を進めている。正式発表は行われていないが、すでにMicrosoftのオンライン音楽販売サービス「MSN Music」のプレビュー・サービスにアクセスできるようになっている。まだダウンロードはできないものの、Passportアカウントを使ったサインインは可能。ストア内の楽曲は約30秒のプレビュー付き。1曲99セント、アルバム9.99ドルで販売される。オーディオフォーマットは160kbpsのWMA。iTunes Music Storeは128kbpsのAACであり、音質の違いも今後のオンライン音楽ストア選びの争点となりそうですね。