長野県の三石印房は、はがきサイズで薄型・軽量重視のモバイルPC「HagakiPC」を開発した。同社では、大きさ135(W)×109(H)×18(D)mm、重さ約340gの試作品の開発に成功。今後はOEM提供などを予定しており、現在、提携先を模索中だ。価格は10万円以下が想定されるとのこと。
キーボードは装備しておらず、ソニー「VAIO type U」のように液晶一体型のタッチパネルで操作を行うスタイル。CPUはAMD Geode SC1200 266MHz、メモリは128MBを搭載。また、内蔵フラッシュメモリ128MBも搭載するほか、外部CFスロットも装備。OSは、外部スロットのCFカードやマイクロドライブ、または内蔵フラッシュメモリから起動できる。
インタフェースは、CFスロットのほか、ステレオヘッドフォン出力×1、USB1.1×1を本体上部に装備。ネットワーク用のモデム/LANポートは搭載していないが、CFスロットかUSB接続の機器を別途用意すれば利用できる。バッテリは市販ニッケル水素充電池4本を使用しており、3時間20分(2500mAhバッテリ使用時)の連続利用が可能。
OSは、Windows 95/98/2000/XP、Linuxなどに対応し、各OSのグラフィック/オーディオ/タッチパネルドライバ等が提供されるという。現在、製品化については未定だが、同社としては「PDAの代わりになる製品」としてアピールしていきたい考え。
■http://www.hagakipc.jp/