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August 29, 2004 space
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F1:ベルギーGP予選 トゥルーリ 今年2度目のPP!

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 2004年F1第14戦ベルギーGP最終予選は、刻々と天候が変化する中、最も好ましいコンディションのもとで走行することができたルノーのヤルノ・トゥルーリがポールポジションを獲得、チームメイトのフェルナンド・アロンソも3位に入っている。一方、コンディションが悪化する中でミハエル・シューマッハはさすがと言えるパフォーマンスを見せ、ルノー2人の間に割って入ってきている。

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 プレ予選から約10分後にスタートとなったベルギーGP最終予選。気温18℃、路面温度21℃というコンディションの中、当然ながら路面はウェットのままとなっているが、現在スパ・フランコルシャンは雨があがっている。1回目のセッションでスピンアウトしたトヨタのリカルド・ゾンタがスペアカーでコースへ出ていく。


 まずはリカルド・ゾンタがターゲットタイムとなる2分03秒895を記録する。続くミナルディのジャンマリア・ブルーニは、2分02秒651でゾンタのタイムを越えてくる。オリビエ・パニスは1分59秒552でブルーニのタイムを上まわる。ここで再びパドックには雨が落ち始めている。ゾルト・バウムガートナーは2分03秒303で、チームメイトのタイムには届かないがゾンタの上に出ている。ケメルストレート上も雨が強くなってきている。ジョーダンのニック・ハイドフェルドは2分02秒645でミナルディの前に出ている。


 コース上、アルデンヌの雨はさらに強さを増してきている。第2グループ、ジャガーのクリスチャン・クリエンは2分01秒246でハイドフェルドを上まわる。ジョルジョ・パンターノは2分03秒833でミナルディの2台に届かない。マーク・ウェーバーは1分58秒729でパニスのタイムを上まわり、ここまでのトップタイムを記録する。このタイミングでパドックにおける雨はあがっている。セクター2のレ・コームでミスが見られたアントニオ・ピッツォニアは、2分01秒447でクリエンのタイムを越えられない。セクター2でウェーバーに対して大きく遅れた佐藤琢磨は2分01秒813でピッツォニアのタイムに届かない。


 第3グループ最初のジェンソン・バトンは2分00秒237でクリエンを上まわるが、ウェーバーとパニスには追いつけない。続くルノーのヤルノ・トゥルーリはここまでで初めてスタンダードウェットタイヤを採用してきた。そのトゥルーリは1分56秒232で見事にトップに躍り出た!チームメイトのフェルナンド・アロンソも同じくスタンダードウェットを装着、1分56秒686でトゥルーリに続いている。マクラーレンのデビッド・クルサードも同じようにスタンダードウェットタイヤを使用して、タイムは1分57秒990でルノーの後ろにつけている。ファン・パブロ・モントーヤもスタンダードウェットでアタックへ向かうが、スパ・フランコルシャンには再び雨が落ちてきている。モントーヤのタイムは1分59秒681でパニスのタイムを越えられない。


 再び雨が強くなってきたため、最終グループのジャンカルロ・フィジケラはブリヂストンエクストリームウェットタイヤを装着してコースへ出ていく。フィジケラのタイムは1分58秒040でここまでの4番手タイムを記録する。チームメイトのフェリペ・マッサも同じタイヤを選択し、1分59秒008で現在6番手となった。当然ながら、キミ・ライコネンもミシュランのエクストリームウェットを採用している。最終シケインでミスをしたライコネンは、1分59秒635で現在8番手に留まっている。そして最後に登場となってフェラーリ&ブリヂストンの2人。もちろん、2人ともにエクストリームウェットタイヤを選択している。まずはルーベンス・バリチェロがアタックを行ない、ひどいコンディションにも関わらずセクター2まではトゥルーリのタイムを上まわってくる!しかし、バスストップシケインでミスを犯してしまい、1分58秒175でここまでの5番手タイムとなっている。そして、ミハエル・シューマッハはセクター2で0.3秒マイナス表示となるが、1分56秒304でトゥルーリにわずか0.072秒遅れた。

 この結果、ルノーのヤルノ・トゥルーリが今シーズン2度目のポールポジションを獲得、以下は2位ミハエル・シューマッハ、3位フェルナンド・アロンソ、4位デビッド・クルサード、5位ジャンカルロ・フィジケラ、6位ルーベンス・バリチェロ、7位マーク・ウェーバー、8位フェリペ・マッサとなった。BAR・ホンダのジェンソン・バトンは12番手、佐藤琢磨は15番手に沈んでいる。


BAR・ホンダ 今シーズン最悪の予選結果
ラッキーストライク・BAR・ホンダは、明日のスリリングはベルギーGPのカムバックを前に、グリッドがいつもと大きく異なる結果となった難しいコンディションでの予選において失望を経験した。今朝の継続的な雨によって厄介なコースコンディションになった後、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨はそれぞれ12位と15位で予選を終えている。


悪名高いスパの天気は午前中のプラクティスセッションをわずか15分に短縮させた。プレ予選と予選ではコースコンディションが改善したが、チームは予選で最大限のパフォーマンスを引き出すためにウェットセッティングにするのか、ドライと予報されている明日のレースのために仕事をするのか、難しい選択を迫られた。

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HOMENews BlogsF1/2004race | August 29, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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