米航空宇宙局(NASA)のチャンドラX線望遠鏡が、銀河系で最も新しい超新星残骸(ざんがい)の画像を撮影した。超新星爆発の仕組みを探る貴重なデータになる。
カシオペア座にあるカシオペアAで、地球からの距離は約1万光年。太陽の20倍くらいの星が、一生を終えて超新星爆発した後の姿だ。
NASAによると、爆発の光は340年ほど前に地球に届いたとみられ、その後もケイ素や鉄などが周囲10光年もの範囲に広がっている。
太陽の4倍以上の質量がある大きな星は、超新星爆発を起こして寿命を終える。