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August 7, 2005 space
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レムリア大陸の謎とゴンドワナ大陸

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母なるレムリアの大地

二億年以上前の太古の地球に

存在したのではないかと言われ続けてきた神秘の大陸

それは大陸移動の産物なのか

それとも神秘の大陸なのか

神秘の大陸は今も人々の心を駆り立てます。


提唱者:F.R.スクレーター
支持者:エルンスト.H.ヘッケル
     エレナ.P.ブラヴァッキー
起源:約5000万年前〜2億年以上前(人によって異なる)

 

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 レムリア大陸の存在
 
 アフリカのマダガスカルからアラビア海を経て、インド、セイロン、スマトラに至る「失われた大陸」があったとして、「レムリア」という名称を付けたのは、イギリスの動物学者スクレーターである。
 
正確な発音は、「レミューリア」と発音するのが正しい。19世紀の中頃、世界各地の珍獣を調べているうちにキツネザルの一種である「レムール」の分布の特異さに気が付いた。
 
レムールの生息地は、インド洋のスリランカやスマトラ、そしてそこから5000キロ離れたマダガスカルにまで広がっており、その化石は約5千万年前の地層から発見されている。
 
しかし、レムールの化石がマダガスカルには発見されてアフリカには発見されないことから、太古の昔に「『レムリア』という太古の大陸があった」ことを提唱した。しかし、それはもちろん学会は騒然としながらも、拒否反応を示した。
 
 
 レムリア大陸の根拠
 
 当然の如く学会には受け入れられなかったレムリア大陸の存在であるが、このスクレーターの説を指示する学者もいた。
 
ドイツの生物学者ヘッケルは、生物の分布を調べているうちに、どうしてもインド洋から東南アジアにかけて大陸の存在を仮定せざるおえなくなった。
 
もう一人の支持者は神智学者のブラヴァッキー女史である。彼女は、人類の進化を細胞体から両生類、雌雄同体から神の力で現在の人間へ、とする説を唱えており、スクレーターの古代大陸レムリア説に大きな関心を寄せた。神智学的立場からすれば、この世界は「人智」を超えた「存在」によって動かされているというのだ。
 
スクレーターのレムリア大陸説はその後の調査で、レムールの化石がヨーロッパや北アメリカでも発掘されたことから、レムリア大陸に関心を抱く学者はほとんどいなくなった。
 
しかし、20世紀中頃になって、地質学や地球物理学、そして古代生物学が飛躍的に発達すると再び注目されるようになった。それと同時に、神話や民俗学の研究、古地磁気の研究などの進歩から、現代の地球の過去とは、想像もつかないほど違った姿が明らかになった。そして影をひそめていたレムリア大陸説が再び騒がしくなったのである。
 
 
 レムリアとムー大陸
 
 生物・民俗学者のルイス・スペンスやW.S.エリオット、S.セルヴェ、マクミラン、そしてドーリル等のレムリアに関する研究が有名である。
 
その内、スペンスはレムリアをこの様に表している。
 
この内容はチャーチワードの「ムー大陸」の様子と非常にそっくりなのである。スペンス自身はれっきとした生物・民俗学者であるが、それにもかかわらず、チャーチワードの影響を受けたのであった。
 
 
 様々な説と宇宙人説
 
 エリオットは「レムリア大陸」と「ムー大陸」の実在年代の差異を強調しているが、それを明確にすることは避けている。彼が示したレムリア大陸の地図は現在の大陸の分布図とはかけ離れたもので、その年代にしても、地質年代の古生代に属するデボン紀から石炭紀、即ち約4億年から2億3千万年に想定している。
 
この年代だと、魚類時代から陸上のジタ植物時代に入り、両生類がようやく誕生し始めた頃である。約1万2千年前に太平洋に沈んだとしたチャーチワードのムー大陸とは、年代的に天文学的な数字の開きである。
 
もう一人のレムリア大陸研究家、セヴェルはエリオットの初期のレムリア大陸に続くものとして、大西洋のアトランティス大陸とほぼ同年代の実在を推論している。その広さは太平洋を完全に覆い、日本列島からアメリカ大陸西海岸に達する広大なものだったと想定する。
 
彼は「レムリア人は現代の地球をしのぐ知能を持ち、高度な文明を持ち、それがある日突然近くの大異変で一瞬のうちに消えさった」と、述べている。それはまるで、チャーチワードの唱えたムー大陸とよく似ている。
 
また、レムリア大陸に関しては研究所の他、数多くのSF小説にまでなってる。ドイツの仏教学者ディホフは人類は火星からやって来たことを述べている。詳しくはこちらに載っている。
 
または「地殻変動によって高度な文明が一瞬に崩壊したもの」や「異星人が降りた立ったかまたは核戦争」、それか「火星」が出てくるものである。 しかし、どれも「異性人到来説」はスイスの作家デニケンに共通するものもあるし、またはチャーチワードのムー大陸とレムリア大陸を混同するものがある。
 
 
 母なる大陸レムリア
 
チャーチワードがアトランティス大陸を論じた時、この様に述べてる。
 
レムリアが何十回となく地殻変動を繰り返しながら太平洋上のムー大陸として生まれ変わった。即ち、レムリア大陸はムー大陸の母体であったということになると、チャーチワードは説いている。
 

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 ゴンドワナ大陸
 
 ゴンドワナ大陸、即ち2億8千万年〜1億9千万年前、五つの大陸は一つだったという超大陸「パンゲア大陸」の存在である。インド中央部東側に二畳紀から白亜紀に渡る、厚さ数千メートルに及ぶ地層である。
 
この地表から出土する植物や爬虫類、哺乳類の分布を調べると、南アメリカ、アフリカ、インド、南極大陸は不可分の関係にある。地質学的にも古生物的にも同一で、北半球の大陸とは全く異なっている。つまり二畳紀から三畳紀(2億8千万年〜一億九千万年前)にかけて、五大陸は一つだった。(分かれた大陸は四億年に一度一つになる)
 
現在の様な大陸の位置になる。インドは遥か北上して現在の位置におさまったが、そのため大陸の一部が圧縮され、海が隆起してヒマラヤ山脈が生まれた。同じ様なことがユーラシア大陸でも起こり、アルプスや北米から南米に渡る長大な山脈(コルディア・アンデス)が形成されたのである。
 
これは現代の地質学での定説である。大西洋を隔てたヨーロッパ、アフリカ大陸と南北アメリカ大陸が一つであった。いわゆるウェゲナーの「大陸移動説」である。
 
プレート・テクトニクス説からすれば、大陸の分離や消滅は不思議でもない。大陸は一年間に数センチ動いているといわれる。ゴンドワナ大陸が億年単位で分裂したり、その途中で大陸がインド洋にあったりしてもおかしくないのである。
 
そこからレムリア大陸はゴンドワナ大陸(特にインド)の移動の途中の産物ではないだろうか。19世紀にスクレーターがレムリア大陸を提唱した時には、まだ大陸移動説はなかった。しかし第二次世界大戦後、潜水艦などにより海底探査が発達し、海底の地図ができあがり、七つのプレート、そして海溝が見つかった時には、大陸移動説は定説となった。
 
 
 レムリア大陸は、アフリカから移動してきたインドなのかもしれない。
 
 
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