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January 2, 2007 space
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アトランティス大陸はどこにあった?

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遥か昔ギリシアの哲学者プラトンが唱えた理想国家人々はプラトンの言葉を疑いながらも信じ、アトランティスを探していました。そしてアトランティスの伝説は今も欧米の人々に深く根強よいています。アトランティスという理想国家は現代も夢見てやまないプラトンの「理想郷」について突き詰めます。位置:大西洋(アゾレス諸島付近)または地中海(クレタ島、または多島海)(人によって異なる)
 

提唱者:プラトン
首都:ポセイドニア
国王:アトラス
起源:約1万2千年前

 
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4569685749.01.LZZZZZZZ.jpg 理想郷
 
 ギリシアの哲学者プラトンは、『ティマイオス』と『クリティアス』という2冊の本を晩年に書き記した。その2冊の本の中にソロンの時代より、今から9千年前に地中に没した幻の楽園「アトランティス大陸」の存在を書き記していた。古代アテネの政治家ソロンからのまた聞きで、エジプトの神官から聞いた話しである。
 
アトランティス大陸は、ヘラクレスの支柱、つまりジブラルタル海峡の西側にある巨大な大陸であるとしている。島の南側にアクロポリス(環状都市)が位置しており、その北には高い山々で囲まれた豊かな平地が広がっていた。首都ポセイドニアは直径2キロのアクロポリスで、そみには応急や神殿が立ち並んでいた。
 
ひときわ目を引くのは、海神ポセイドンに捧げられた神殿であった。それは外側を銀(オリハルコン)で覆い、破風は黄金、天井には象牙が貼られていた。神殿の周りには沢山の黄金像が立ち並んでいた。
 
アクロポリスの周りには、同心円状に何本もの濠、つまり運河が巡らされていた。これらの運河は海に向かう運河に通じていたので、内陸部から船で海に出入りすることができた。王宮の近くには戦士の住居や戦車競技場があり、アクロポリスの外周は一般の人々の住居になっていた。驚くべきことに、広大な長方形の平野には大規模な灌漑網が発達していた。運河で仕切られた最小区画には全部で六万。冬期雨量はまずまずだが、夏の乾期には灌漑が絶対に必要であった。
 
アトランティスは亜熱帯の気候のため、山岳地帯にはうっそうと茂る森林があった。また土壌が肥えていたので、農作物や果樹が豊かに実ったという。おとなしい動物から野生の猛獣もいた。暖かい風にシュロの木が揺れ動き、マングローブは沼沢地にしっかりと根を据えていた。
 
自然の恵みが非常に豊かな楽園王国アトランティスは一方で強大な軍事力を擁していた。小区画には臨戦体制下においては様々な役割が課せられていた。総兵数はケタ違いなものであった。水軍は2千隻の船と24万の乗員を擁していた。更にアトランティスの国は他に九つからの国からなっているので、総軍事力は想像もつかないほど膨大であった。
 
 没落と水没
 
 アトランティスの王は代々絶対的な権力を有していた。しかし先王の掟に従い、王はいずれも高邁な精神の持ち主でした。その掟はオレイカルコス(オリハルコン)の柱に刻まれていた。しかし先王の戒めは次第に忘れられ、王も住民も傲慢になって欲望の虜となっていた。そしてそれが絶頂に達した時、運命の破局が訪れた。
 
アトランティスの滅亡の運命の歯車が回り始めた。これについてプラトンはこの様に記している。王宮や神殿、そして住居や闘技場、人々までもが、何もかも海の藻屑と消えていったのである。
 
4198619247.09.LZZZZZZZ.jpg  アトランティス水没の謎
 
 ムー大陸と同じ、アトランティスは大規模な地震と洪水によって滅亡したというが、理論上大規模な地震が起こったところで巨大な島がそう簡単に水没することはない。地球物理学的には有り得ないのである。
 
海底に水没した都市の話はヨーロッパやバルト海沿岸、そして日本など、世界中にあり、また水没した都市が数百年経ってからでも見つかっている。アトランティスも同様に発見されるかどうかは疑問視されるところである。
 
アトランティスがどこにあるかという論争は古来からあった。特にアトランティス発見に熱意を燃やしたのは1492年のコロンブスのアメリカ大陸到達からである。その後コルテスがメキシコを、ピサロがインカ帝国をそれぞれ征服するに及んで、地理学上の知識も急速に進歩、拡大されていった。
 
しかし世界中至るところを捜してもアトランティス大陸は見つからない。そして近年アトランティスは地中海のクレタ島、または幻の島「テラ」、または大西洋のアゾレス諸島がアトランティスの痕跡を残しているのではないかと言われている。
 
今からおよそ1万年前、突然ヴュルム氷河期が終結したことにより、アトランティスは不意の洪水に襲われ、水没したという。この説を唱えたのは、オーストラリアの科学評論家ペーター・カイザーである。
 
このため大陸の氷河がどんどん溶けたばかりではなく、北極・南極にそれまで永久氷りとしてあった氷が溶け始めたのである。その結果大西洋を始めとする大洋の海面が大幅に上昇し、各地に高潮による洪水を引き起こした。その洪水の影響をうけてしまったのがアトランティス大陸だという。
 
アトランティス(アゾレス諸島の位置を想定)の海面は70〜100メートル上昇したとしている。首都ポセイドニアにあった建造物は火山で溶けてしまってアトランティスの痕跡を発見するには困難になってしまったという。
 
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 地中海説
 
 アトランティスが地中海にあったとする学者は、アメリカのメイヴァー・ホール等の考古学会や、ギリシアのマリナトスなどである。紀元前1400年頃、突如島をも吹き飛ばしたテラ(サントリニ)島こそ、アトランティスだと主張している。今でいう多島会は昔テラという一つの島であった。
 
高度な文明を持ち、水道技術はもつろん、それを応用とした温水の技術や、更には飛行技術まであったという。しかし火山の爆発によって島全体が吹き飛んだという。その痕跡を示しているのがサントリニ島である。凄まじい爆発で生じた津波は、クレタ島を始めとして地中海各地をの都市を襲った。またモーゼのエジプト脱出の時、海が割れたのはテラの大噴火の時ではないかという。
 
また、クレタ島こそアトランティスだという説がある。紀元前2600年から1200年まで、ミノスミ文化の中心地であった。恐らくソロンにアトランティス大陸を伝えたエジプトの神官もクレタ島繁栄については熟知してただろうと思われる。またプラトンがアトランティスを語る時の具体的に現した数字はゼロを一つ取ればミノス文化の具体的に現した数と一致するのだという。
 
441309316X.01._OU09_PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg 大西洋説
 
 まず候補地として挙げられるのがアゾレス諸島である。アゾレス諸島は火山によってできた島々で、現在ポルトガル領になっている。1472年ポルトガル人によって発見され、領土にされて以来アトランティス大陸の一部ではないかといわれている。
 
その根拠はプラトンが示した地理的位置である。ジブラルタル海峡の西方。大西洋の真中にあり、近くの大陸や島々を支配したという記述からしてアゾレス諸島とするのが妥当な線なのである。ポルトガル本土から1400キロの島々はヨーロッパやアフリカに侵攻するのは容易であったといわれる。アゾレス諸島最大の島、サン・ミゲル島は火山外壁に囲まれた幾つかのクレーターがあり、その中心に大小七つの湖があるが、この有様はちょうど同心円状の運河に囲まれたポセイドニアにそっくりだという。
 
また『謎のバミューダ海域』(1972)で知られるアメリカのアトランティス学者チャールズ・パーリッツによると、一連の海難事故や航空事故を引き起こすバミューダ三角海域のビミニ島付近で1968年〜70年にかけて巨石を積み上げた大掛かりな海底建造物が発見された。
 
これらは道路か港湾、または壊れた城壁のようにも見え、インカ以前の石造建築やミノア文化の壁面を思わせるようなものまである。これらの建造物や道路は「ビミニ道り」と名づけられた。バハマ海域のこれらの建造物は、もしかしたらアトランティス大陸関係があるのかもしれないとパーリッツは仄めかしている。
 
 海底建造物は沖縄近辺の海域でも発見されている。
 
 
 伝説の大陸、実はアイルランド? 科学者が新説発表へ
 
 古代に繁栄し、地震と洪水で沈没したとされる幻の大陸「アトランティス」は、現在のアイルランドに当たるとの説を、スウェーデンの地理学者が主張している。来月出版する著書で、根拠などを詳しく発表するという。

アトランティスは、約1万2000年前まで大西洋上に存在したといわれる。ギリシャの哲学者プラトンの著書に理想郷として紹介されているが、伝説の由来をめぐっては今も議論が続き、真相は明らかになっていない。

スウェーデンのウルフ・エルリングソン氏によると、プラトンが描写したアトランティスの大きさや地形は、現在のアイルランドとほぼ完全に重なるという。同氏はロイターとのインタビューで、「これまでだれも思いつかなかったのが不思議なほどだ」と語った。「アイルランドは長さ約480キロ、幅約320キロで、中部の幅が最も広い。中央に平原があり、周りを山が囲んでいる地形もアトランティスと同じだ。世界50カ所の大きな島を調べたが、同様の地形はほかに1つもみられなかった」という。

エルリングソン氏によれば、アトランティスが水没したとの伝説は、紀元前6100年前後に洪水で沈没した英北東沖の浅瀬、ドッガー・バンクと混同された結果ではないかと考えられる。また、プラトンの記述に登場するアトランティスの寺院は、ダブリン北方にあるニューグレンジの古墳などに相当する可能性が高い。同氏はさらに、「プラトンがアイルランドの地理に関するデータを入手していた確率は99・98%」と推定している。

アトランティスをめぐっては、エーゲ海に実在したとする説が有力視されてきたほか、「架空の島にすぎない」との見方を示す学者もいるが、エルリングソン氏の主張は議論に新たな一石を投じることになりそうだ。
 
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 2005-05-01 00:01:15
 

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