米Port80、Webサイトのファイルサイズを最大90%圧縮する「w3compiler」 を発売開始! 主にMicrosoft製のWebサーバー向けアプリケーションを開発している米Port80 Softwareは10日、Webサイトで使われるさまざまなファイルを最大で90%圧縮するソフト「w3compiler」を発表した。ダウンロードの高速化や帯域幅の節約のほか、セキュリティの向上にも寄与するという。
早速トライアル版をダウンロードして使ってみました。 効果は絶大!MovableTypeのファイルで、498ファイル平均で13.58%HTMLファイルの圧縮が出来ました。手動で作成してりる、コード見ても効率の悪いHTMLでは、19.06%圧縮ています。 ダウンロード速度が14%近く速くなり、サーバーのディスク容量も14%余裕ができるわけです。HTML及びJPEGなどの画像の圧縮もできますので、効果はかなりありそうですね。 しかし落とし穴もありました。 圧縮した場合に、スクリプトコードもコードが変更されてしまい、今回試した限りではAdsenseが機能しなくなってしまいました。回避策としてiFrame化するなど事前に対策が必要になりそうです。。 利点は、元ソースのHTMLファイルのバックアップがあるので、ローカルに保管してファイルのバックアップとして利用することも可能です。元のHTMLソースを編集しやすいコードで記述しても、圧縮してくれますので、効率の観点からも検討してみる価値はありそうですね。 しかも、コードを解析し難いように空白などを省く形での圧縮ですので、テンプレートを簡単にコピーされないメリットもあります。。 米Port80、Webサイトのファイルサイズを最大90%圧縮する「w3compiler」 URL ニュースリリース(英文) http://www.port80software.com/about/press/081004 主にMicrosoft製のWebサーバー向けアプリケーションを開発している米Port80 Softwareは10日、Webサイトで使われるさまざまなファイルを最大で90%圧縮するソフト「w3compiler」を発表した。ダウンロードの高速化や帯域幅の節約のほか、セキュリティの向上にも寄与するという。 w3compilerは、Webサイトで使用されるHTML、CSS、JavaScript、ASP、ASP.NET、ColdFusion、PHPファイルを圧縮する。圧縮方法としては、ファイルに含まれるスペースやコメントを除去、ファイルネームや色の変更、ファイル全体の整理、メタタグの管理などの手法が用いられる。 さらにJavaScriptに含まれる変数名、関数名、オブジェクト名を変更するなどしてスクリプト全体を圧縮する。元のファイルはそのまま保存されているため、後から元のままの状態で見直すことも可能だ。こうした圧縮方法により、最終的なコードが視覚的に読みにくくなることから、Webサイトのセキュリティ向上にもなるという。 Port80のJoseph Lima COOは、「コンサルタントたちは手作業で最適化するために何千ドルもの請求をしてくる。しかしw3compilerを使えば、1人の開発者がサイト全体を数分で圧縮できてしまう。平均的なHTMLファイルは40%ほど、JavaScriptのファイルによっては90%も圧縮できる」とコメントした。 w3compilerは英語版ソフトで、Windows Server 2003/XP/2000に対応。15日間の試用が可能で、価格は1CPUあたり79.95ドルとなっている。