J.バトン側の声明では、
「僕は裏切り者じゃない。チームの皆も分かってくれると願ってるよ。お金のために移籍するのではないんだ。それは100パーセントありえない。B・A・Rに残ってもいいし、それはそれで満足だよ。でも自分で自分に問い続けるんだ。お前はチャンピオンになりたくないいのか? ってね」のコメントを紹介。そして、「これは運命の選択になるであろう」
B.エクレストン氏、J.バトンのライセンス剥奪の可能性を示唆
FOA(フォーミュラ・ワン・マネージメント)会長を務めるバーニー・エクレストン氏はイギリスの新聞『デイリースター』紙とのインタビューにおいて、5日深夜に2005年BMWウィリアムズへの電撃移籍発表を行なったジェンソン・バトン(B・A・R Honda)について言及し、
「移籍がジュネーブ協定に適っているか慎重に検討するつもりだ。もし違反しているならば、J.バトンはスーパーライセンス剥奪の可能性もありうる。このことは来年BMWウィリアムズで彼がドライブすることができないことを意味する」
B.エクレストン氏は
「移籍がジュネーブ協定に適っているか慎重に検討するつもりだ。もし違反しているならば、J.バトンはスーパーライセンス剥奪の可能性もありうる。このことは来年BMWウィリアムズで彼がドライブすることができないことを意味する。道義上、J.バトンはB・A・Rに残るべきだと思うが、あんな大金を前にしては、それは気持ちも揺らぐだろうね…。私は私達(F1)のドライバー達が、彼らの契約、そして約束に固執することが好ましいと思っている」
デビッドソンがバトンの代わりにハンガリーGP出場? 月曜日に流れたうわさによれば、B・A・R Hondaのジェンソン・バトンに代わりアンソニー・デビッドソンが、ハンガリー以降バトンのシートに呼ばれるかもしれない。
バトン(24歳)が来年B・A・R Hondaを去る意向を発表し、B・A・Rのチーム代表デビッド・リチャーズは契約紛争をよそにバトンに対し激怒している。
情報によれば、バトンとリチャーズの関係はとても良かったわけではないと言われている。そしてバトンには、“パフォーマンスボーナス”が出るという口約束が交されていたようだ。
フランク・ウィリアムズは、F1の世界はシーズンが終わる前に、一つや二つ“驚くこと”が用意されているとヒントをほのめかした。しかし細かい部分について語ることを避けた。
バトンがシーズン終了をまたずにB・A・R Hondaを去る可能性を聞かれると、ウィリアムズ代表は、「絶対ありえない。もしそうなったらとても驚くよ」と答えた。
ウィリアムズは先週リチャーズが意図的に議論を始めたとも語った。
「私たちはこのことを静かに運びたかった」とウィリアムズは答える。
しかしリチャーズは先週ウィリアムズからのプレス発表を読んで“非常に驚いた”と主張している。それはB・A・Rが“オプションの行使”を先月したばかりだったからだ。