来季からウィリアムズへ移籍するジェンソン・バトンを、手放すことが避けられない状態になりそうなBAR・ホンダだが、ここへきてバトンが抜けた穴に元ワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンが入るのではないかという噂が浮上している。
フィンランドのYLE放送は、「火のないところに煙は立たない」と伝え、ハッキネンの発言を引用して、「現時点でこのことについてはコメントしたくない。特に、BARのまわりの状況は激しいものになっているからね」と、報道した。
2001年にF1を引退したハッキネンは現在35歳。以前は、ウィリアムズからの復帰も噂になっていた。
ジェンソン・バトン 来年はウィリアムズへ行く 渦中の人となっているジェンソン・バトンは、今シーズン末にBAR・ホンダからBMW・ウィリアムズへ移籍することを断言した。ウィリアムズとの2年契約を発表したバトンは、混乱となったこの48時間について語っている。
「ボクは法律のエキスパートではないけれど、ボクが知っている情報によると来年からウィリアムズでレースが出来ることになっているし、それがボクのゴールなんだ。ボクの目標はチャンピオンになることであり、来年はミハエル・シューマッハにチャレンジすることだけど、それをやるうえでベストなチームはウィリアムズなんだ」と、BBCラジオファイブライブで述べたバトン。 「BMWのリソースはグリッド上にいる多くのチームよりも遥かに優れているものだし、彼らがどのように仕事をしているのか知っている。ここ2年間はBARに献身してきたし、それが契約だった。だからボクはそれを満了したよ。一緒に働くには素晴らしいチームだった」
「BMWのリソースはグリッド上にいる多くのチームよりも遥かに優れているものだし、彼らがどのように仕事をしているのか知っている。ここ2年間はBARに献身してきたし、それが契約だった。だからボクはそれを満了したよ。一緒に働くには素晴らしいチームだった」
バトン 話し合いのためにBARのファクトリーへ ジェンソン・バトンは今週中に、イギリスのブラックレーにあるBARの本社へ出向いて、デビッド・リチャーズと今回の件について決着をつけるつもりである。しかしバトンは、ファクトリーへ行く理由は、彼との連絡が取れなかったリチャーズがメディアを通して最終期限を提示してきたからではないと主張している。
「ハンガリーまでにはBARと話し合いをするつもりだ。しかし、これは彼らに要求されたからではない。すべてをハッキリさせるべきときだと感じたからだ。とても忙しい数日だった。といっても、そのほとんどはボクのマネージャーのことだけどね。ボクはサルデニア(地中海にあるイタリア領の島)でリラックスしていたよ」
木曜日の夜、ジェンソン・バトンがウィリアムズへ移籍するという衝撃的なニュースが報道された。F1メディアを驚かせるだけでなく、パドックの関係者たちもこのニュースに仰天した。さらに、バトンが現在ドライブしているBARチームの首脳陣もこの報道に混乱、先月彼に対するオプションを行使していたBARは、来季もバトンが残留することは当然のことと信じていた。