「iPodmini」人気のカラーはこれだ! 予約販売データでカラー別ランキングを大公開
いよいよ7月24日から販売がスタートする「iPodmini」。大手量販店の店頭には予約が殺到し、売り上げランキングでもトップを独走。携帯オーディオプレーヤーというだけでなく、ファッションアイテムとしても、人気は高まる一方だ。
その人気を引き立てているのが、小粋なアルミニウム製ボディを飾る5色のカラーバリエーション。センスの良いアクセサリーとしても魅力的なだけに、どのカラーを選ぶかは悩ましいところだろう。
そこで、BCNが全国の大手量販13社568店舗のPOSデータを集計した「BCNランキング」から、予約販売のカラー別人気ランキングを公表する。
結果は図1のとおり。シルバーが34.3%でトップとなった。しかし、意外に健闘しているのがブルー。デジタル製品では珍しい色調だが、パステル調の微妙な色合いが男性、女性を問わず人気を呼んでいるようだ。次いで、グリーン、ピンクが15%を挟んで僅差で競り合い、最後にゴールドという順位である。
これは「iPodmini」発表直後の7月8日から20日までの13日間の予約状況を集計した結果だが、日次の推移でカラー別の予約状況を並べると(図2)、順位の入れ替わりが目立つ。
トップ争いでは、人気のシルバーの合間を縫って、ブルーが一時躍り出る場面も。さらにグリーンとピンクでは、日替わりのようにめまぐるしく順位が変動している。どうやら「iPodmini」ファンも、カラーリングの選択には結構頭を悩ませているようなのである。
参考までに、アップルのホームページを覗くと、カラー別のライフスタイル提案が掲載されている。
それによると、シルバーは、ビジネスシーンにもマッチするクールなカラーリングというふれこみだ。「シルバーのiPodminiはあくまでクールに、保守的であるより伝統的、習慣性というより普遍性を重んずる骨太なロマンチストかもしれない」(要約)なんてフレーズが並んでいる。
そういえば、土曜日の早朝ゴルフ場へと高速を飛ばすメルセデスやBMWは、圧倒的にシルバーが多い。クールなビジネスエリートのカラーリングといえば、なんとなく納得も。
ブルーの2位は、シルバー系が圧倒的に多いデジタル商品のなかでは、大健闘といっていい。「遊び心を感じるカジュアルにこそ似合うのかもしれない」とあるように、「iPodmini」のコンパクトな軽量ボディには、カジュアルファッションが似合いそうだ。
大接戦の2色のうち、グリーンは「飾らないけれど主張のある、穏やかだけど活力のある、そんなカジュアルスタイルに」、ピンクは「若い女性の元気でアクティブなコーディネイトに」とか。どちらの色も、ハイスピードとは一線を画したスローライフの癒し系といったところか。
最後のゴールドは、図2でも序盤の低調さから徐々に人気が高まりつつある個性派の色。「自信に満ちた姿勢が似合う。自分の魅力の引き出し方を充分に知る知性。お決まりのパターンをかわせる余裕」というのがアップルの提案。
なんとなく日本人には敬遠されがちなカラーだが、米国の西海岸では渋いゴールドで決めたスポーツセダンが多い。個性的な大人のカラーということだろう。