オムロンソフト、海外端末向けの日本語Javaメールソフト「和 mail」
オムロンソフトウェアは、海外のJava対応携帯電話で日本語メールの送受信を可能にするメールソフト「和 mail(わめーる)」を開発した。同社では端末メーカーに向けて供給していく考え。
「和 mail」は、Javaプラットフォーム(MIDP2.0およびMIDP1.0拡張版)の上で動作するメールクライアントソフト。日本語フォントも搭載されており、受信メールの閲覧や返信、受信メールの保存(75件)、未送信メールの再編集、アドレス帳、メールサーバーの設定(3件)など、メールソフトとして必要な基本的な機能を備えている。ソフトのサイズは64KB程度。漢字は常用漢字から使用頻度の高いもの1,100字を搭載する。
現時点ではメール作成の際に利用できる文字がひらがなと英数字のみとなっているが、同社では今後、かな漢字変換機能を追加したり、日本語以外の言語に対応したりすることも検討している。
このjavaアプリ一つで日本語化メール可能になる訳ですから、GSM携帯でもjava対応であればPOS/SMTPサーバー経由でメールが利用できる訳です。
ある意味価値のあるアプリになりそうですね。常用漢字が少ないように思えますが、これは追加機能でカバーして欲しいです。また辞書機能も将来的には予測変換などもできれば完璧ですね。
【「和mail」の特長』 1. 海外版携帯電話への組込みが簡単
「和mail」は、多くの海外版携帯電話で採用されているJava実行環境仕様MIDP2.0およびMIDP1.0拡張版上で動作します。携帯電話に容易に組み込むことができ、メーカー側で面倒なアプリケーション開発や実装のための開発を行う必要がありません。
2.国を選ばず日本語環境を提供 「和mail」自体に日本語フォントを搭載していますので、どの国の携帯電話にも日本語メールの送受信機能を追加することができます。
3.全世界規模で利用可能 「和mail」はGSM/GPRS方式とCDMA方式*3のどちらでも使用でき、全世界規模のエリアで使用することが可能です。 *3 GSMは欧州、アメリカ、カナダ、アジア、アフリカ、南米、オセアニアで利用可能。 CDMA方式は韓国、北米、中国、日本で利用可能。
4. 国内携帯電話の基本メール機能を搭載 「和mail」は、受信メールの閲覧および返信、ひらがな・カタカナ・英数字・漢字*4の表示、パケット量を考慮したテキストデータのみの取得、着信メール保存(75件)、未送信メールの再編集、アドレス帳登録と呼び出し、3件までの送受信メールサーバ設定など、基本的な携帯電話メール機能*5を搭載しています。 *4 現行機能では、常用漢字から使用頻度の高いものを1100字選択、搭載しています。 *5 現行機能では、メール作成はひらがな及び英数字を用いたものになります。
【今後の予定』 「和mail」へのかな漢字変換機能追加をはじめ、日本語以外の言語対応なども順次検討していく予定です。販売先として、海外向けの携帯電話を製造している国内外のメーカーだけでなく、大手海外携帯電話レンタル会社にも積極的に提案を行い、海外携帯電話の日本語メール送受信手段のデファクトスタンダードを目指します。