芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)はゴルフ行くときの必需品と言われている。これは日々運動不足の人が週末に急激な運動で、筋肉が痙攣する「こむらがえり」を緩和するために、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が効果があると言われている。その効果は、飲んで10分とたたないうちにうそのように症状が消えてなくなる!?
こむらがえりを経験した人であれば、あの激しい痛みを思い出すのもいやだろう。こむらがえりは突然始まる激痛を伴う筋肉のけいれんで、いつでも誰にでも起こり得る。 最もよくみられるのが、ふくらはぎの筋肉が突っ張っておこる痛み、いわゆる「足がつる」という症状だ。日頃から疲労がたまり運動不足のときなどには起きやすく、しかも困ったことに、一度起きると、くせになってすぐにつりやすくなる。忙しい現代人には“つりぐせ”に悩んでいる人は意外に多い。 特に発症しやすいのはゴルフ、テニスなどのプレー中や運動を終えた後だ。水泳中や睡眠中に起こることもある。そんなとき、芍薬甘草湯を飲むと、10分と経たないうちにうそのように症状が消えて楽になる。
足がつる原因 足がつる、こむらがえりの原因としては、代謝産物の異常、水分バランスの異常、血漿電解質濃度の異常、冬の寒さや夏の暑さなどの過酷な環境条件、神経系の反射異常などがあります。 運動している人は、特に神経系の反射異常が起こらないようにすることが重要です。筋肉(腱)の中には筋肉が「伸びている」ことを伝えるセンサーがあります。このセンサーから脳は「これ以上、筋肉を収縮させるな」という信号を受けています。 筋肉が疲労するとセンサーの信号量が減ります。すると、脳は「筋肉を持続的に収縮しろ」という命令を出します。「つっている」筋肉をゆっくりとストレッチする と 「つり」が解除されて、元の状態に戻りやすいのは、ストレッチがセンサーの信号を出やすくするためです。 足がつる、こむらがえりの予防は、筋肉を疲労させないことです。筋肉が疲れてきたら、軽いリンパマッサージなどで疲労を取ります。もちろんマラソンなど、タイムを競う協競技中には、できないのが難ですが。センサーの信号が出やすくするなるよう、練習や試合の前に、つりやすい筋肉を入念にストレッチします。これでセンサーも含めた神経を目覚めさせることができます。 神経の伝導には、電解質(イオン)を使うので、スポーツドリンクなどで、運動前にしっかり補充しておきます。バナナはカリウムが多い食べ物なので、バナナにアレルギーの無い人は試合の合間などに食べておくと補充できます。 アキレス腱を断裂した人に聞くと、「数日前から筋肉が張っていた」という人がいます。筋肉のコンディションが悪いと切れやすいので、張りや痛みがアキレス腱周囲にある時も入念に筋肉のケアをした方がベターです。 西洋医学では局所の筋肉の緊張状態や筋肉のけいれんを改善させる筋弛緩薬(きんしかんやく)が使われる。ビタミンEやカルシウム、マグネシウムのサプリメントを飲むと起きにくくなるとされるが、即効性はないようです。