庶民の生活を題材にした絵画で知られるオランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品が7日、約80年ぶりにオークションに出品され、1620万ポンド(約32億6300万円)で落札された。フェルメール作品の落札価格としては、史上最高値。
ヴァージナルの前に座る若い女性を描いた絵画で、大きさは25センチ×20センチ。競売会社サザビーズが設定した最低価格は300万ポンドだったが、入札が始まると価格は短時間で急騰し、ある電話入札者が競り落とした。落札者の身元は明らかにされていない。
この作品は20世紀、一度フェルメールの絵画と鑑定されながら、後に専門家らに偽物だとされた。
しかし、科学分析で画材がフェルメールが使っていたものと一致したうえ、X線検査でルーブル美術館所蔵のフェルメールの代表作「レースを編む女」と同じキャンバスが使用されていることが判明。こうした検証作業が10年近く行われた結果、作品はようやく本物の地位を回復した。
この絵画の落札価格も驚きですが、この金額を支払い所有する方が個人で保管されるのであればとても残念です。このの庶民を題材とした絵画を描いたヨハネス・フェルメールも、お金持ちの個人の所有物となることを望んではないと思います。
どこかの美術館で出会うことがあればと思い、この話題を記憶にとどめましょう。。 フランス美術館で覆面強盗!モネ被害額は「算定不可能」a> ムンクの「叫び」 オスロの美術館から強奪される!a> サリエラ:「彫刻のモナリザ」ウィーンの森で無事発見a> 5年前強奪 45億円のレンブラント自画像が戻るa> 英国王室物置から112億円の絵画、カラバッジオ作名画 a> 2億円の絵画が!紛失してから数百年経て友達の家の壁に・・a> 真贋論争オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品絵画32億で落札a> ゴッホ「 ある男の肖像画 」が偽物?a> ゴッホ「アルルの女・ジヌー夫人」41億円、ピカソ「ドラ・マールの肖像」108億円a> ダ・ヴィンチの「受胎告知」、来年3月に日本初公開a> ミロのビーナス ルーブル美術館展示室を2倍に改修a> 「モナリザ」の模写!?なぞの絵画公開a> 偽物の裏壁から本物が出現!ノーマン・ロックウェル「息子の旅立ち」a>