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July 1, 2004 space
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ブルーローズ:「青いバラ」の着色?に成功=サントリー

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ブルーローズは、実現不可能の代名詞とされてきた。英語の表現で実現しない事を「ブルーローズ:Blue Rose」と言うように、いままでは「青っぽい」バラはあったが、サントリーがバイオテクノロジーでバラ自身が青色色素を作り出すことに成功したそうですが。写真では見た目は青っぽく見えますが、色素的には青色だそうです・・・でも青っぽく見えますねぇ。
 

blue rose_suntory.jpg

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 バラの歴史は古く、5000年前の古代文明の頃から栽培されていたといわれています。育種も古くから行われていたと考えられ、今までに2万5千種以上のバラが作り出され、色は、赤・白・ピンク・黄色など様々なものが存在しています。こうした中で、不可能の代名詞とも言われる青い色のバラを作るために、多くの育種家が長年世界中のバラを交配してきました。その結果、市場には青系と呼ばれるバラがありますが、現在に至るまで、青色色素に由来する青いバラは存在していません。

20040701suntry.jpg

これは、そもそもバラの花弁では、青色色素 “デルフィニジン”を作るために必要な酵素(フラボノイド3’5’-水酸化酵素)の遺伝子が機能してないことに起因するということが明らかになっています。

 サントリーでは、この点に注目し、1990年オーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社(現:フロリジン社)と提携し、バイオテクノロジーを用いた「青いバラ」の共同開発に着手、以来研究を続けてきました。
 
 ペチュニアなどの青い花から青色色素を作る遺伝子を取り出し、この遺伝子をバラに組み込むことで、「青いバラ」の開発を試みてきました。
 
 世界初の「青いカーネーション」は、この「青いバラ」開発の過程で1995年に誕生したもので、日本では、1997年から「ムーンダスト」ブランドとして販売しています。
 

rose_glaf01.jpg

 
 今回世界で初めてバイオテクノロジーを用いた開発に成功した「青いバラ」は、バラに、パンジーから取り出した青色色素を作る遺伝子を組み込み、機能させることにより、バラの中で青色色素を作り出し花色の変化を実現させたものです。
 
 従来の交配技術による「青いバラ」とは異なり、花弁に青色色素デルフィニジンをほぼ100%含有しているので、今までにはない青さのバラが誕生しました。従来のバラの花には赤い色素しか含まれていませんでしたが、今後は、今回開発したバラを交配親として利用して育種することで、バラに青色色素を生産する能力を導入でき、バラの色をより多彩にする可能性が期待できます。
 
rose_glaf02.gif

 
 まあ、要するにバイオとは言っても強制的に色としてバンジーの青色色素を加えているわけですから、本当の意味での発色ではないのでは????と思います・・・もちろんバイオ技術には敬意を示した上で。。
 
blue_rose1.jpgblue_rose2.jpg

 
 左右、各ニュースサイトに掲載されていた画像ですが、加工技術次第で色合いが全く違います。青っぽくみえるかなり青っぽくみえる 程度ですが・・・
 
img10621085397.jpgオランダから直輸入の”青いバラ”です。
 
特殊な液を吸い上げたブルーローズ!プリザーブとは違って、生花ですので魅力的です!
 
長く飾っておきたい方にはドライフラワーにしてもお楽しみいただけます。
 
 
 
 
 幻の「青いバラ」21年中に発売へ サントリー
 
 サントリーは1日、平成16年に世界で初めて開発に成功した「青いバラ」を、21年中に発売できる見通しになったと発表した。農水省や環境省から1月31日付で、切り花用に使用・栽培する承認を得たことで、販売スケジュールのめどが立ったという。
 
 サントリーは平成2年、オーストラリアのフロリジン社と提携し、青いバラの開発に着手。開発過程にあった7年に世界初の青いカーネーションの開発にも成功し、9年に「ムーンダスト」の名称で日本で店頭販売を開始した。
 
 バラには元来、赤・白・ピンク・黄色といったさまざまな色の花があるが、青色の色素が存在しないことから青いバラは「不可能の代名詞」といわれてきた。サントリーはバイオテクノロジーを駆使して青いバラの開発に成功、「不可能」を「可能」にしていた。
 
 
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