KDDI/auからのアナウンスで、月額4410円の定額制だった「EZフラット」が8月1日から改訂されて、4万パケットまで月額2100円で利用できる「ダブル定額」となる。
定額制を2段階の定額システムとすることで4万パケットを超えても、パケット料金の上限は4410円となり、多くのユーザーがパケット定額制のメリットを享受できると共に、実質的に値下げとなる。。4万パケットは割引前の料金に換算すると8400円に相当する。従来は月額4410円で定額となっていたため、実質的に値下げ。
A) 40,000パケットまで2,000円 (税込2,100円) B) 40,000〜84,000パケット0.05円/パケット (税込0.0525円) C) 84,000パケット以上4,200円 (税込4,410円)
合わせて「パケット割 WIN」を値下げする。従来月額1260円だった料金を1050円に、パケット料金を0.1円/パケットから0.08円/パケットとする。
今回の定額の料金を低くする設定により、これにより実質的にも『低料金』で『定額』を利用することが可能になり、料金を気にするユーザー(学生や女性)を引き付けるものになりそうです。
※また一歩、NTTドコモの先を行く戦略となります。。。ドコモさんはどうするのでしょうか?
【KDDIの小野寺正社長は6月16日、社長定例会見』
ドコモはFeliCa搭載端末の投入を予定しているが、当社の場合は、Edyよりも、最も利用されているSuicaの機能を搭載した携帯電話が最適だと考えている。現在、JR東日本と話し合いを進めている。Suicaは、定期券や乗車券だけでなく、店舗でも使えるようになるなどの発展性があり、JR東日本のスケジュールにあわせて投入したい
このKDDI社長のコメントは、現実をちゃんと見たコメントで納得できます。今日NTTドコモの夏野氏が同時刻に発表した「iモードFelicaサービス」は、残念ながらちょっと現実的ではない話に見えてしまいます。だってねぇ。今までSonyが苦労してEdyを推進してきて、200万程度しか普及?配布?していないサービスをいきなり携帯で使えるようになっても・・・Suicaは既に700万枚で実際に毎日利用している人だけでも相当数になりますから。ドコモも本命はJR東日本のSuicaでしょう。 JR東日本のしたたかなところは自社でFelica(Suica)の認証サーバーを持っているので、ドコモとソニーが設立したFelicaネットワークスに依存しなくてもサービスを提供できるところでしょうか。まあ、当たり前のことですが、JR東日本にしてみるとドコモでしか使えないサービスなんて意味無いわけですから、KDDI/auもVodafoneも使えるようにして、最終的にはSuocaが基準になればOK。。。
WIN契約者の87%がEZフラットを利用している。だが、そのうち4,500円以下の利用者が半分を占めているのが実態である。4,200円という料金設定は変えるつもりはないとしてきたが、その一方で、定額制の入り口のバリアを低くすることで、新たな利用者が増加し、もっと利用者にも喜んでもらうことができると考えた。これまで以上に幅広い層にauの定額生活を楽しんでもらえるようになる
今回のauのせんりゃくを見ると、よくよく考えられた内容で関心しますね。ヘビーユーザーだけを確保できれば良いとはじめた定額制ですが、ドコモが6月にパケホーダイで追随して、料金的には並ばれ、シェア的にはアット的なドコモですから、契約数はあっと言う間にauを抜くでしょう。。しかし、今回のダブル定額で、敷居を下げることで、ほとんどのユーザーが定額にしてもメリットがある仕組みになりました。。。
いやいや、最近のauさんには驚かされます。。サプライズ!