毎年「ホタル祭り」が開かれている長野県辰野町の松尾峡で、ゲンジボタルの乱舞が最高潮を迎えている。草むらに潜むホタルは一斉に淡い光を放ち、風がやむと飛び交い始め、大勢の観光客が感嘆の声を上げていた。14日には今季初めて1万匹を超えるホタルが観察された。祭りは20日まで。ホタルは7月初めまで見ることができるという。
数年前に、この「ホタル祭り」に行った事がありますが、今では自然の中で見ることがなくなってしまったホタルを目の前にみる感動は、すばらしいものがあります。
しかも数匹ではなく、何万もの幻想的な光の乱舞は、現実を忘れさせてくれます。
ほたる飼育研究所からのライブ映像 ※辰野町役場内のほたる飼育研究所からリアルタイムで配信しています。
ホタルの発生目撃数
辰野町の松尾峡にはホタルの名所があり、かつては、辰野の自然はゲンジボタルの発生に適していました。諏訪湖から流れる天竜川の水が、ホタルやその食物のカワニナ等の水生生物を育てました。松尾峡は大正15年に、県の天然記念物の指定を受け、昭和35年に再指定されました。平成元年環境庁の「ふるさといきものの里」の指定も受けています。その後ホタルを守るために、水路の改修工事等を行いました。そのかいあって6月中旬〜下旬の最盛期には遠く県外からも見物にたくさんの方が訪れ東日本随一といわれるスポットになっています。