BARチームの2人のドライバー、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨はいったいどちらが良いドライバーだろうか?
F1パドック内での多くの人々は考えるまでもなくバトンであると言うが、ファン・パブロ・モントーヤは佐藤琢磨がジェンソン・バトンを下し、BARに初勝利をもたらすと考えているようだ。 「彼はここ数戦で進歩している。彼はいつでも実に激しくトライするドライバーだね。」とモントーヤは語った。
ジャガーのマーク・ウェーバーもそのペアについて意見を述べている。佐藤琢磨とジェンソンの組み合わせはとても拮抗しているがジェンソンの方がおそらく安定しているというのが彼の意見である。 「ジェンソンは琢磨より安定しているように見えるね。でも琢磨は速いよ。」とウェーバーは語った。
ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハもメディアに意見を語っている。ミハエルは「ニュルブルクリンクで見せた琢磨のパフォーマンスには少し驚かされたし、バトンは強敵の1人になっている。」と答えた
琢磨はオーストラリアGPから日本の実家には帰っていないが、日本にいる彼の友人達がよりいっそう彼のファンになっていると彼は聞かされたようだ。
M.シューマッハ「レースは楽しくもありタイトなものとなると思う」
フェラーリのミハエル・シューマッハは、F1第8戦カナダGP(6月13日決勝)開幕を3日後に控えた現地時間(以下現地時間)8日、「モントリオールはイモラに似ており、あそこで速かったB・A・R Hondaはここでもポテンシャルを発揮してくるだろう。だから、レースは楽しくもあり、タイトなものとなると思う」とコメント。B・A・R Hondaに再び警戒心を示した。
M.シューマッハはカナダGPに向けて「技術的な視点から見ると、カレンダーの中にはもっと多くを要求するサーキットはあるとは思うけど、僕はモントリオールが今でも一番だと思っている。ここでレースを行なうためにマシンを大きくセットアップする必要がある。高速コースに合わせた速いマシンにするためのローダウンフォース、一方で、シケイン等の低速コーナー、縁石を乗り越えるためには高いダウンフォースと良いメカニカルグリップが必要となる。そして、モントリオールのトラックはブレーキとアクセルの繰り返しになるので、ブレーキの性能も重要となってくる」とコメント。
今年のレースに向けて「昨年はいくつかのトラブルがあったが、何とか解決し勝利することができた。今年はそれよりは良い思う。モントリオールはイモラに似ているので、あそこで速かったB・A・R Hondaはここでもポテンシャルを発揮してくるだろう。だから、レースは楽しくもあり、タイトなものとなると思う」と語っている。