今日の読売新聞の記事に、千穂大学のコンピューターシステムへの不正アクセス事件で逮捕された同大職員が、調布市内の会社役員が家庭で使っている無線LAN(構内情報通信網)に“ただ乗り”して、不正アクセスしていたことが9日、警視庁の調べでわかったと報じられていました。その概要とは・・・
この不正アクセスを行うにあたって容疑者は、昨年11月下旬、車に積んだパソコンを使って、無断使用防止対策が講じられていない無線LAN用電波を物色、東京・調布市の住宅街で、会社役員宅の電波が無断で使えるのを発見して、近くに車を止め、会社役員の無線LANを使いインターネットに接続。他人のIDとパスワードを使い、同大のコンピューターシステムにアクセスした。 警視庁が、不正アクセスのあったコンピューターに残されていたアクセス記録を分析して、会社役員の自宅のパソコンが不正アクセスの接続ポイントの一つだったことが判明。会社役員に事情聴取して「身に覚えがない」と話したため、確認作業を進めた結果、役員宅の家庭用無線LANがただ乗りされていたことがわかった。 パソコン通信で使われる無線LANは、第三者に電波を“盗用”される恐れがあると指摘されていたが、実際に不正アクセスへの悪用が表面化するのは異例。事態を重視した警視庁は、無線LANの危険性について注意を呼びかける。
警視庁が、不正アクセスのあったコンピューターに残されていたアクセス記録を分析して、会社役員の自宅のパソコンが不正アクセスの接続ポイントの一つだったことが判明。会社役員に事情聴取して「身に覚えがない」と話したため、確認作業を進めた結果、役員宅の家庭用無線LANがただ乗りされていたことがわかった。
パソコン通信で使われる無線LANは、第三者に電波を“盗用”される恐れがあると指摘されていたが、実際に不正アクセスへの悪用が表面化するのは異例。事態を重視した警視庁は、無線LANの危険性について注意を呼びかける。
このような懸念は、無線LANが普及する数年前から言われていた事ですが、実際に現在のように普通の家庭で簡単に利用できるようになると、無線LANという専門的なカテゴリーの問題ではなく、家電と同じカテゴリーになるのでしょう。この考えに基づいてメーカーは製品を販売していかないと社会問題になりかねません。
私も出来る限りの対策は講じていますが、使っている製品の能力に依存していますので、最新機種のようなステルス機能はなく、MACアドレスのフィルター程度ですので、電波が出ているのはバレバレです。。
皆さんも気をつけましょう・・・