今日、面白い記事が掲載されていました。
その内容とは・・・
着信メール内容が予測候補に〜Advanced Wnn V2登場 オムロン ソフトウェアが開発する携帯電話向け日本語入力ソフトの最新版「Advanced Wnn V2」は、「直前に使われた言葉の利用頻度が高い」ことに着目。着信メールに含まれている単語を優先して予測候補にするというアプローチを図ったという内容です。。
オムロン ソフトウェアは5月25日、携帯電話向け日本語入力ソフト「Wnn」の最新バージョン「Advanced Wnn V2」の開発を発表した。
インターネットの検索エンジンなどに使われている『形態素解析機能』を組み込み、受信したメールの文章に含まれている単語を、返信メールの予測候補として表示することなどが可能になった。
『形態素解析機能』の精度は95%以上、解析速度はARM9/100MHzクラスのCPUで秒間320文字。
※『形態素解析機能』とは日本語を解析して、単語を抽出する機能。
例えば 「東京の秋葉原のラーメン屋という自然文章から、『東京』『秋葉原』『ラーメン屋』といったキーワードを抽出して検索できる」
これを使えば、着信したメールの文章を解析して「着信メールに含まれている単語を優先して、予測候補に表示する」ことが可能になる。
「直前に使われた言葉の利用頻度が高い」という特性をうまく生かして、予測精度を上げる試みだ。
・ミキから。あしたヒマ? 渋谷のハンズにいかない というメールが送られてきたら、
単語 動作 ミキ 新規登録 ヒマ 新規登録 ハンズ 辞書登録済み。頻度を上げる、という登録を自動的に行うことができる。「カタカナは7割くらいが新語。もともとの辞書では追従できない、新しい言葉、身内の言い回しなどを効率よく予測辞書に登録できる」
『形態素解析機能』の応用例は、これに留まらない。例えば、メールの読み上げ機能への活用も考えられる。これまで棒読みに近かった読み上げ機能を「自然発話に近いものが可能になるのではないか」・・・・
形態素解析は、 1)文章を文節に区切る 2)自立語/付属語に分割 3)品詞情報を返す 4)ヨミを振る という流れで進められる。
この品詞情報やヨミ情報を活用することで、文脈に沿った読み上げが可能になるというわけだ。
さらに、漢字をひらがなに自動変換することも可能。 例えば、学童向けの携帯電話の機能として、メール本文中の難しい漢字をひらがなに自動変換する使い方。
「例えば、小学3年生までに習っている漢字はそのままで、習っていない漢字はひらがなに変換するという機能も可能」
この機能が実現されたら、相手のメールを解釈して勝手に文章を用意してくれる携帯に進化していきそうですね。。恋愛なんてやばい雰囲気のメールにも携帯が最適な文章を用意してくれて、仲直りできたりして・・・ それじゃ恋愛が面白くなくなってしまいますかね。