HSDPAの導入に向け、技術的条件がまとまった。総務省は情報通信審議会から「第3世代移動通信システムの高度化方策」で一部答申を受け、無線設備規則などの規定のまとめに入る。
HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)は、新しく開発された高速パケット伝送技術の1つで、FOMAなどは3Gとして位置付けられますが、これに対して、3.5Gと位置づけられています。 この期待の3.5G(HSDPA)を採用することで、現状のFOMAと同じ5MHzの周波数帯域幅を使った場合でも、最大14.4Mbps(下り方向)の通信速度を実現するとしています。 この規格を策定・開発したのは業界団体の3GPPですから、一応世界標準ということになります。 日本では、auが展開するCDMA1xWIN(Ev-DO)では、既に数MBの通信速度を実現しているので、CDMA陣営に対抗する意味でも年度末のサービス開始に向けて準備が整いつつあります。 本来であれば、NTTドコモが定額制をこの規格を導入する時期に開始すると見ていましたが、政治的な背景から先行してパケホーダイを開始したのは、周知の事実です。。