私も仕事の関連で、この数値を毎月追っていましたが、今までは各ニュースサイトも携帯電話の契約者数を各キャリア毎に見比べて評価していたと思います。
しかし今月はなぜか?ドコモの3Gが好調のような記事となっていることに違和感を感じました。
この数値の本来の目的としては、携帯電話市場のユーザーニーズや各キャリアの思索にどのような反応があるのか見て、サービスのプランを立てるために数値を追っていると思っていました。
今回の記事の意味はなんなのでしょうか?
簡単に考えると、auが好調でドコモが7ヶ月連続の契約者数2位となるはずですが、それでは面白くないわけです。
では今日の数値をどう表現すれば記事を見るユーザーがクリックして、最後まで読むかと言えば、やはりドコモが久しぶりに好調だと見える記事にした方がいいのでしょう。
数値の解釈や記事の表現手法はこのくらいにして、私なりに今日の数値を評価すると、ドコモの900iシリーズは思いの他売れていない、別の数値で最近の携帯電話の販売状況など見ても、ドコモであれば売れ筋はN505iSです。
ではなぜ?これは簡単な事で、auが成功した手法を理解してゆけば判る事ですが、ユーザーは携帯電話を買い換える際に、PDCとかFOMAとかの違いは全く気にしないという事です。
携帯電話そのもののインダストリーデザインを評価するか料金プランを評価するか程度ではないでしょうか。であれば、現状まだまだ厚く重い900iよりも505で十分です。
また料金プランに関しても大多数のユーザーは5000円前後ですので、FOMA契約にするメリットはそんなにありません、なのに高額な端末に変えるでしょうか?
ドコモへの苦言となってしまいましたが、これはドコモに以前のように元気になって欲しいと願う私なりの気持ちです。
さて今日はこの記事以外に面白い記事がありました。
それは『ボーダフォンライブ!端末が純減〜プリペイド増加の影響』です。
マジで!と思ったのですが、この数値を見る限りVodafoneは完璧にやばい状況になりつつあります。
先月の数値ではユーザー数が増えていますが、これも実は『プリペイド』携帯をバラ撒いたからと言う事になり、実質月額で契約したユーザーは減少したと言う事を数値は語っています。
どのキャリアもそうですが、ある程度のユーザーは携帯を、それぞれの理由で解約する数が毎月あるでしょう、現在まではそれ以上に新規で契約してくれるユーザーが多かったので各キャリアとも成長してきたわけです。
先月になってVodafoneの月額契約のユーザーが実質減少したと言う事は、確実なユーザー離れがおきつつあるのではないでしょうか。
それを考えると、先月発表した、料金プランの改悪や先日になってやっと発表された携帯新機種。しかも『夏モデル』と言う話です。
そりゃないでしょ。。Vodafoneさん!
プリペイド携帯も総務省からの指導で本人確認が厳格に行われる事にやっとなったそうなので、今までのようにコンビニでパンでも買うように誰でも買えたVodafoneが購入できなくなります。。
さて、そうなるといったいVodafoneはどうなるんでしょうか?しかも現在のVodafoneの契約数のうち約8%もこのプリペイド契約と言う事です。。。おや!?と言う事はお金は結構使うかも?しれないユーザーですが、いつ無くなるか判らない契約が8%もあるという事ですね。
変な想像ですが、プリペイドであれば販売店やキャリアの人間がまとめ買いしても、利用しなければ言い訳ですから、端末の台数操作には持ってこい!2月にどこかのキャリアでもありましたね。。
もう一つ、先月のVodafoneの契約者数でPDC契約よりも3Gの契約が多かったのですが、これも非常に微妙な嘘があります。
普通に考える3Gとは、auやドコモのFOMAを思い浮かべますが、Vodafoneの3Gには、海外でしか使えない『グローバルプラン』月額525円コースがあり、契約してもその名の通り海外でしか通話できません。しかもWebもメールもできません。
4月は海外旅行などに出かける方が多かったんでしょうか??
今月の数値で3Gすらマイナスにならない事を願っています。。