1984年モナコGP モンテカルロ市街地。モナコマイスター”の称号を得るセナが挑んだ最初のモナコGP。一瞬のミスも許されない市街地コース、しかも激しい雨に見舞われる最悪のコンディションで、予選13番手からスタートしたセナは非力なトールマン・ハートで非凡なドライビングテクニックを披露。
次々にポジションアップを果たし、32周目のホームストレート上で遂にトップのアラン・プロストを捕らえるが、レース競技長は悪天候のためにレース中止を決定。 無情にも1周前の順位が最終結果となったために、6戦目での初優勝は幻に終わった。のちの最大の好敵手プロストとの最初のバトルとなった。