1956年、中国江蘇省にある西暦3世紀・西晋時代の将軍・周処(265年〜316年)の一体のミイラとともに発見それた20点の装身具の中に透かし細工の飾りをあしらった凝った造りの金属製帯留めがあった。
北京の中国学院応用物理学研究所と鉄鉱工芸学校によって調査された結果、なんとアルミニウム85パーセント、マンガン5パーセント、銅10パーセントの合金ということが判明した。 アルミニウムは、地球上では酸素、珪素に継いで多く存在し、岩石や土壌の成分となっている。誰にもごく簡単に抽出できそうに思えるが、実は自然の状態で極めて酸化しやすいので、単体では存在せず、長石、水晶石など種々のアミノ珪酸塩の形になっていて、大量の電力を使わぬ限り、分離するのは不可能に近いのだ。 古代エジプトでも、ローマでも、そして古代中国でもアルミニウムと硫黄が結合した明礬が染色や製革用など他用途に用いられていたが、分離に成功したという記録は全くない。
元素記号として発見されたのは1803年、有毒な塩素ガスとカリウムを使って分離する面倒な還元法が開発されたのは1827年、電気分解による精錬法が編み出されたのは1845年以降で、今では主に原鉱石ボーキサイドから非常に複雑な抽出工程を経て大量生産できるようになっている。 古代中国人は大量の電気を要するそのような高度技術を知っていたのだろうか。それとも、現在我々のまだ知らない別の方法でアルミニウムを分離できたのだろうか。ただ、中国には古くから長命薬の発見を目的とする錬丹術の伝統があり、西洋の錬金術との関係が深いという。 そんな錬丹術師が電気を使わない何らかの科学的還元法を開発した可能性も否定できない。あるいはどんな方法にしろ、明らかに人工的抽出法を、もっと古代の何者から一種の秘儀的錬丹術として受け継いだのかもしれない。
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