ミトコンドリアのイブとは?「人」は「人」であることを受け継ぐ、つまり「DNA(デオキシリボ核酸)」である。しかし最近DNAにも、母系にしか伝わらないDNAもあることが1980年代になって分った。「ミトコンドリアDNA」と呼ばれるものである。
これは細胞内に含まれるDNAであり、受精の際、精子の頭部だけが卵子に入り、精子の尾部は切り落とされる。尾部には父親のミトコンドリアが含まれているが、切り落とされるため、子には受け継がれないので、母親のミトコンドリアDNAだけがそのまま受け継がれるという訳だ。
ミトコンドリアDNAは環状に配列されたDNAであり、当初「単なるエネルギー源」と考えられていたが、これの構造や不具合が生じると遺伝子病を誘発させる危険性を秘めており、重要な意地機能を担う役割を持っているのである。そして母系にしか伝わらない「ミトコンドリアDNA」をたどっていくと、「女性の起源」が分るのだという。これが「ミトコンドリアのイブ」仮説なのである。
1986年、ミシガン大学のウェリー・ブラウンはミトコンドリアDNAの自然変異の度合いから「最初の母親」の存命時期を算定しようとした。彼はミトコンドリアDNAの提供者として、人種、出身地の異なる女性を21人選び出し、「最初の母親」の居住地をも特定しようとした。
その結果今から30万年ほど前にアフリカに住んでいた「最初の女性」が浮かび上がってきた。しかし当時学会では「30万年はあまりにも短すぎる」として受け入れられなかったが、ミトコンドリアDNAの奇跡が30万年前で途絶えてしまうのである。30万年前というのは「ヒト(ホモ・サピエンス)」が誕生した時期である。
またカルフォルニア大学バークレー校のレベッカ・カーンが147人のミトコンドリアDNA提供者を集め、同じ実験を行った。その結果やはり30万年前に「最初の女性」の姿が浮かび上がってきた。
彼は更に150人の世界各地の女性からミトコンドリアDNAを採取し調べた結果、アフリカ出身者のミトコンドリアDNAが一番古いことが分かり、30万年前にアフリカに存在した一人の女性の子孫だということが判明した。そしてその女性こそ「イブ」ではないのかということである。
これについてシッチン氏はある一つの仮説を立てた。30万年前にアフリカ住んでいた「一人の女性」とはエンキの妻であるニンティではないのかと...。30万年前でミトコンドリアDNAが途絶えてしまうのは、そこでアヌンナキであるニンティのミトコンドリアDNAが組み込まれたからではないかというのである。 長寿解明手がかり、ミトコンドリアDNAの個人差特定 「ミトコンドリアのイブ」仮説 30万年前アフリカ住んでいた「一人の女性」 オーパーツ OOPARTS : アステカの暦石(アステカカレンダー) オーパーツ OOPARTS : ピリ・レイスの地図 オーパーツ OOPARTS : ヴォイニック写本 オーパーツ OOPARTS : 水晶のドクロ オーパーツ OOPARTS : 黄金シャトル オーパーツ OOPARTS : 黄金に刻まれた文字 オーパーツ OOPARTS : 聖地バールベック オーパーツ OOPARTS : コスタリカの石球 オーパーツ OOPARTS : 人工球体 オーパーツ OOPARTS : 0.3ミリの穴と黄金のマスク オーパーツ OOPARTS : 古代電池 オーパーツ OOPARTS : アルミニウム製帯留め オーパーツ OOPARTS : アンデスの細工技術 オーパーツ OOPARTS : アショカ・ピュラー
アイスマン殺人事件:5300年前の殺人事件を追え! ナスカ文明と地上絵は何を示しているのか? ノアの箱舟 洪水伝説は黒海だった!? ムー大陸はどこにある? アトランティス大陸はどこにあった? 宇宙の運命を握る「暗黒の力」 2006-08-12 21:54:03 2007-01-01 05:35:03